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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト
2021年9月9日 北京 塚田裕之

中国:ギニアのクーデター、ボーキサイト鉱石の輸出に影響が出る可能性

 2021年9月6日付け報道によると、ギニアでクーデターが起こり、Condé大統領が軍に拘束された問題で、同国からのボーキサイト鉱石輸出に影響が出る可能性がある。ギニアはアルミニウム資源の埋蔵量が世界第1位と、世界的に重要な資源国である。またボーキサイト鉱石輸出はギニア経済の主な柱産業であり、年間輸出総額の約80%を占めている。
 近年、中国アルミ業(CHALCO)、中国電力投資集団公司(CPI)、山東魏橋創業集団有限公司、河南国際合作集団有限公司など計14社の中国企業がギニアのアルミニウム資源開発及び関連インフラ建設事業を積極的に推進している。ギニアは中国にとってボーキサイトの最大輸入国でもあり、2020年に中国がギニアから輸入したボーキサイトは5,267万tで、ギニア輸出総量の72%を占めている。中国国内の新規アルミナプロジェクトが次々と稼働するのに伴い、ボーキサイト輸入量は増加傾向にある。今回の事件によりギニアの空港は閉鎖され、国内外の人々の出入りが禁止されている。ボーキサイト輸出に関連する複数の港での船積み作業は現時点で影響を受けてないが、今後のボーキサイトの供給について、事態に注目する必要がある。

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