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2021年9月14日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:MIND ID、金属価格の上昇により上半期の純利益が黒字化

 2021年9月2日付け現地メディアによると、国有企業(BUMN)の鉱業持株会社Mining Industry Indonesia(MIND ID)は、需要の増加により世界の商品価格が上昇したため、今年の上半期に純利益を計上し、前年同期の純損失を逆転した。
 シンガポール証券取引所に提出された最新の財務報告書によると、MIND IDは2021年1~6月期に3.58tIDR(インドネシア・ルピア:約251mUS$)の純利益を計上した。前年同期は2.18tIDRの純損失であった。
 MIND ID社の代表取締役社長であるOrias Petrus Moedak氏によれば、生産量の増加、投資の加速、流動性の維持に注力することで、同社が通年で9~10tIDRの純利益を達成することを期待している。
 インドネシアを一次産品主導の経済から工業経済へと転換させるために、政府は下流の鉱業を育成する計画を進めているが、その先頭に立っているのが国営鉱山会社である。
 政府は、今後3年間で30の金属製錬所が新たに操業を開始すると予想しており、大規模な製錬所の多くは国営企業が建設する。
 アルミメーカーのPT Indonesia Asahan Aluminium(PT INALUM)が運営するMIND IDは、石炭鉱山会社のPT Bukit Asam、金・銅鉱山会社のPT Freeport Indonesia(PTFI)、多角的鉱山会社のPT Antamの過半数の株式を保有しているほか、民間のニッケル鉱山会社のPT Vale Indonesia(PTVI)の少数の株式も保有している。
 MIND ID社の売上高は39.19tIDRに達し、前年同期比で34%増加した。しかし、同社の2021年上半期の売上コストは、前年同期比18.52%増の29.27tIDRであった。

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