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 No.12-42  11月7日

[ 中南米 ]
チリ:Copiapó上訴裁判所、El Morro金-銅プロジェクト環境評価の差し止め請求却下
チリ:Antofagasta Minerals、2012年Q3銅生産量前年同期比9%増
ブラジル:Largo Resources社、Largoタングステンプロジェクト、干ばつで操業停止
ブラジル:Vale、2012年の投資、計画を下回る見込
ブラジル:Anglo American、Amapa鉄鉱石鉱山の売却を計画
ブラジル・ペルー:インド政府、マンガン原料の南米からの調達を推進
ペルー:Volcan社の鉱山労働者、ストライキ開始
ペルー:Toromocho銅プロジェクト、地域住民の移転開始
ペルー:2012年8月鉱産物生産実績
ペルー:2012年8月鉱産物輸出額
パナマ:加Petaquilla Minerals社、Molejon 金鉱山で新規捕捉資源量を発表
アルゼンチン:Agua Rica及びEl Pachónプロジェクト、2年以内に建設開始、連邦鉱業庁長官が言及
メキシコ:2012年8月主要非鉄金属生産量
メキシコ:Grupo Mexico社及びPeñoles社の2012年鉱業投資は10億US$以上

[ 北米 ]
米:Molycorp社、Mt.Passレアアース鉱山のエンジニアリング会社を提訴

[ 欧州・CIS ]
ロシア:連邦地下資源利用庁、鉱物採掘量低下を懸念
ロシア:Norilsk Nickel、2012年第3四半期生産は大幅増
EU:鉛の調和された分類及び表示(CLH)手続きに関するパブリックコンサルテーション開始

  [ アフリカ ]
ザンビア:新華聯、Mwekera銅鉱床の権益を委譲
ボツワナ:Discovery Metals社、中国コンソーシアムより敵対的買収を受ける
ジンバブエ:Amplats、Unki白金鉱山の権益51%譲渡へ
DRCコンゴ:鉱業法の改正により政府権益を5%から35%に引き上げる意向
マダガスカル:Ambatovyプロジェクトの初出荷迫る
ギニア:Simandou Block 1&2プロジェクトの取得手続きに関し、政府の委員会が適正性を審査

[ オセアニア ]
豪:BHP Billiton、ピルバラ地区の鉄鉱石生産計画量を削減
豪:Rex Minerals社、Hillside銅・金プロジェクトの経済性を強調
豪:豪州証券取引所、探鉱税額控除制度を求める

[ アジア ]
インドネシア:エネルギー鉱物資源省、鉱業ライセンス発給に近々入札制を導入
インドネシア:POSCO、ニッケル製錬事業等新規6プロジェクトに140億US$の投資計画
インドネシア:PT Timah、2012年の錫生産見通しは前年比21%減の3万t
中国:投資額2億元の鉛蓄電池プロジェクトが鄱陽県で生産開始
中国:中国政府の9部・委員会が電解アルミニウムなど8業種の再編政策を検討
中国:湖南省、レアアース資源総合利用産業団地を設置
中国:徐工集団工程機械株式有限公司、レアアース備蓄買上会社に4.9億元出資へ
中国:江西銅業、40万t/年鉛亜鉛製錬プロジェクトの第一期プラント、正式生産開始
中国:紫金鉱業、近く銅製錬能力50%アップし、30万t/年に
中国:鉛蓄電池産業、再び生産能力過剰との見方も
中国:西林邦邦アンチモン業、年産5千tのアンチモン地金プラント稼働
中国:中国南部の稀土産業、生産停止発表相次ぐ
中国:湘潭電化電解マンガン、全ラインで生産停止
中国:商務部、2013年の錫輸出枠、2012年よりも削減か


チリ:Copiapó上訴裁判所、El Morro金-銅プロジェクト環境評価の差し止め請求却下

 メディア報道によると、Copiapó上訴裁判所は、チリ第Ⅲ州環境評価委員会がEl Morro金-銅プロジェクトの環境影響評価手続き一部やり直しを決定したことに対する先住民族Los Huasco Altinos農業共同体の差し止め請求を却下した。その裁定の中で裁判所は、El MorroプロジェクトをオペレートするGoldcorp社がコミュニティの権益を尊重し、司法裁定及び法を遵守すると表明しており、環境評価委員会の決定は専断的とは言えないとした。
 2012年4月、チリ最高裁判所は先住民族団体の訴えを認めEl Morroプロジェクトの環境影響調査書(EIA)修正を命令、現地での建設作業が中断した。2012年9月には、Goldcorp社CEOのChuck Jeannes氏が同プロジェクトに関し、付加的な社会環境調査を通じた作業を実施中で建設開始時期の見通しはつかないと述べていた。
 El Morro鉱床の埋蔵量及び資源量は14.4億t、平均金品位0.34 g/t、平均銅品位0.41%、最新のFSではマインライフ17年間で銅を約12.9万t/年、金を約9.3 t/年、生産する計画となっている。

(2012.10.31 サンティアゴ 縫部保徳) 目次へ
チリ:Antofagasta Minerals、2012年Q3銅生産量前年同期比9%増

 2012年10月31日、Antofagasta plcは2012年Q3生産レポートを発表した。2012年Q3のグループ銅生産量は17万9,800 tで前年同期より9.0%増加、2012年Q1-Q3期の銅生産量では51万5,800 tと前年同期比13.7%増加した。これはEsperanza鉱山粗鉱処理レベルが生産開始後から順調に伸びていることによる。2012年Q3までのモリブデン及び金の生産量もそれぞれ30.1%、70.8%増加している。モリブデンの生産増はLos Pelambres鉱山の鉱石品位上昇によるもので、金の生産量増は銅と同じくEsperanza鉱山粗鉱処理量増による。副産物クレジットを含めた2012年Q1-Q3キャッシュコストは99.0 ¢/lb。
 Antofagastaグループの2012年銅・モリブデン・金生産量とキャッシュコストは下表のとおり。


  2012年Q1 2012年Q2 2012年Q3 2012年Q1-Q3計 2011年Q1-Q3計
銅 (千t) 162.9 173.2 179.8 515.8 453.5
モリブデン (千t) 3.1 3.4 3.0 9.5 7.3
金 (千oz) 63.5 72.6 77.4 213.5 125.0
キャッシュコスト
(含副産物クレジット)(¢/lb)
98.1 99.3 99.3 99.0 103.7
(2012.10.31 サンティアゴ 縫部保徳) 目次へ
ブラジル:Largo Resources社、Largoタングステンプロジェクト、干ばつで操業停止

 メディア報道によると、Largo Resources社は、干ばつによる水不足のため、Currais Novosタングステン尾鉱プロジェクト(Rio Grande do Norte州)の操業を停止した。ブラジル東北部を襲った30年ぶりという干ばつのため、井戸からの取水量が減り、周辺の湖沼の水位も下がった。プロジェクトがあるCurrais Novos地域の、1~9月の通常の降雨量は600-800 mm/年あるが、2012年はわずか58 mmであった。Largo社は、追加ボーリングによる地下水の確保等の対策を取るとしているが、操業再開のめどは立っていない。Largoプロジェクトは、Barra Verde及びBoca de Lajeタングステン‐モリブデン鉱山の尾鉱堆積場からタングステン精鉱(シーライト)を回収するもので、プラントは2011年7月に稼働を開始し、同12月より生産に入った。当面の生産量は、23,000 t/年(WO3)であるが、フェーズIIで生産量を42,000 t/年まで引上げる計画もある。概測資源量は、3.46百万t(WO3 0.12%、F 1.74%)、予測資源量は、810,000 t(WO3 0.093%、F 1.44%)である。

(2012.11. 2 サンティアゴ 神谷夏実) 目次へ
ブラジル:Vale、2012年の投資、計画を下回る見込

 メディア報道によると、Valeの2012年Q1-Q3の投資額は174億US$であるが、年間ベースでは、当初計画の214億US$を下回る可能性がある。2012年に入り鉄鉱石価格が下がり、投資計画にも影響が出ているという。鉄鉱石販売は、Valeの収益の90%を支えているが、2012年Q3の鉄鉱石価格は、前年同期を36%下回る112 US$/tまで下がっている。

(2012.11. 3 サンティアゴ 神谷夏実) 目次へ
ブラジル:Anglo American、Amapa鉄鉱石鉱山の売却を計画

 メディア報道によると、Anglo Americanは、2008年にMMX社から買収したAmapa鉄鉱石鉱山(株式シェア70%)について、もはやコアビジネスではないとして、売却を計画している。売り先の企業として、Glencore(スイス)、Sevestal社(ロシア)、Zamin Ferrous社(英)、Centaurus社(豪)等の名前が上がっている。Glencoreは、今後鉄鉱石部門を拡大する戦略であるとされる。Amapa鉄鉱石鉱山の2011年の鉄鉱石生産量は4.8百万tで、2013年には6.1百万tまで増産される計画である。

(2012.11. 3 サンティアゴ 神谷夏実) 目次へ
ブラジル・ペルー:インド政府、マンガン原料の南米からの調達を推進

 メディア報道によると、インド鉄鋼省は、今後、南米からの鉄鉱石、マンガン原料の調達を拡大するために、2012年11月に、ブラジル、ペルーを訪問して、原料確保の可能性を探る。同省は、これまでも、マンガン生産者であるManganese Ore India(MOIL)社に対し、インド国内鉄鋼生産向けのマンガン原料の増産を指示しているが、これまで同社は、南ア、ガボン、トルコ等のマンガン鉱山買収が進んでいない。MOILは、インド国内で10鉱山を操業しており、同社のマンガン鉱石埋蔵量はインド国内の58%に当たる60百万tである。現在の生産量は1.5百万t/年であるが、2020年には2百万t/年まで引上げる計画がある。

(2012.11. 5 サンティアゴ 神谷夏実) 目次へ
ペルー:Volcan社の鉱山労働者、ストライキ開始

 2012年10月26日付け地元紙によると、Volcan社のSan Cristobal亜鉛・鉛鉱山、Andaychagua亜鉛鉱山を含むYauliユニットの4鉱山(Junin県)の労働者約600人は、賃金アップと安全対策の改善を求めて、2012年10月25日から無期限ストライキを開始した。
 労働者は鉱山へのアクセス道路を封鎖し、2011年から鉱山内での事故が増加したことを理由に安全対策の責任者の交代を要求している。労働者によれば、2011年に6名、また2012年には5名の労働者が死亡している。

(2012.11. 5 リマ 岨中真洋) 目次へ
ペルー:Toromocho銅プロジェクト、地域住民の移転開始

 2012年10月30日付け地元紙によると、2012年10月29日、Toromocho銅プロジェクトの開発予定地に位置するMorococha村住民5千人余の移転が開始された。
 移転先は、同プロジェクトを実施するChinalcoによって建設されたNuevo Morococha村で、現在の村から7㎞南に位置する。Chinalcoは新しい村の建設に5,000万US$を投資し、住民が入居する住宅をはじめ、学校や病院等の公共施設や電気水道等のインフラを整備した。なお移転作業は、今後1か月間かけて1日あたり60世帯を対象に行われる計画となっている。ペルーにおいて鉱山開発による大規模な村の計画的移転が行われるのは初めてとなる。
 なお、Morococha村とChinalcoの対話協議会の情報によれば、住民の95%が移転に賛成している。しかしMorococha村のSalome村長は、移転に反対する住民は2千人を超えるとしており、同村が提示する協定書をChinalcoが受けいれることを移転の条件とする旨主張している。反対派らは、移転先は湿気の多い場所であり、建築物の痛みが早いこと、また住居のサイズが小さいこと等を不満としているほか、住民らに雇用を約束する協定書を取り交わすことを要求している。
 Chinalcoは、移転が完了次第、Morococha村の解体と鉱山建設を行い、2013年末からペルー最大規模の露天掘り鉱山(銅・モリブデン・銀、鉱量15億2,600万t)が操業を開始する計画である。同プロジェクトには22億US$が投資され、マインライフは36年となる見通しとなっている。

(2012.11. 5 リマ 岨中真洋) 目次へ
ペルー:2012年8月鉱産物生産実績

 エネルギー鉱山省によると、ペルーの2012年8月の鉱産物生産量は、前年同月比で銅7.74%、亜鉛18.29%、鉛10.29%の増産となった一方で、金19.46%、錫18.66%の減産となった。


鉱種 単位 8月 1月~8月
2011年 2012年 増減 2011年 2012年 増減
  t 104,942 113,067 7.74% 795,195 834,297 4.92%
  g 15,712,759 12,654,809 -19.46% 109,959,929 111,342,723 1.26%
亜鉛   t 96,219 113,815 18.29% 859,018 865,931 0.80%
  kg 300,412 297,555 -0.95% 2,242,140 2,296,562 2.43%
  t 21,134 23,309 10.29% 149,373 168,712 12.95%
鉄鉱石   t 420,460 567,405 34.95% 4,774,895 4,478,756 -6.20%
  t 2,662 2,165 -18.66% 18,965 17,391 -8.30%
モリブデン   t 1,530 1,318 -13.88% 11,477 11,593 1.00%
タングステン   t 45 33 -27.10% 384 328 -14.64%
(2012.11. 5 リマ 岨中真洋) 目次へ
ペルー:2012年8月鉱産物輸出額

 国税庁によると、2012年8月の鉱産物輸出額は、前年同月比で28.5%減少し19億8,000万US$であった。
 内訳は、銅36.5%減(7億6,600万US$)、金19%減(8億2,600万US$)、鉛39.1%減(1億4,800万US$)、銀26.8%減(1,600万US$)等と軒並み下落した中、亜鉛のみ2.1%増(1億3,200万US$)となった。

(単位:百万US$)

鉱種 8月 1~8月
2011年 2012年 増減 2011年 2012年 増減
1,206 766 -36.5% 7,478 6,606 -11.7%
1,109 826 -19.0% 6,373 6,487 1.8%
亜鉛 129 132 2.1% 1,112 886 -20.3%
22 16 -26.8% 147 140 -4.4%
243 148 -39.1% 1,610 1,616 0.4%
鉄鉱石 102 53 -48.2% 707 610 -13.7%
1 0 -65.9% 319 5 -98.3%
その他 45 38 -15.5% 393 325 -17.4%
鉱産物合計 2,768.0 1,980.0 -28.5% 18,138.0 16,675.0 -8.1%
輸出額総計 4,614.0 3,707.0 -19.7% 30,509.0 29,510.0 -3.3%
(2012.11. 5 リマ 岨中真洋) 目次へ
パナマ:加Petaquilla Minerals社、Molejon 金鉱山で新規捕捉資源量を発表

 Petaquilla Minerals Ltd.(本社:バンクーバー)は、パナマに保有するMolejon金鉱山の新規鉱体で予測鉱物資源量(金属量)15.6 tの金を捕捉した旨2012年10月30日付け同社HPに公表した。
 同鉱山は、2012年会計年度(2011年6月~2012年5月)に2.11 tの金を生産している。
 現在、同国のCobre Panamá銅プロジェクトの80%権益を保有しているInmet Mining Corp.(本社:トロント)は、Petaquilla社の買収提案を行っており、今回の新規資源量の発表は買収価格に影響する可能性がある。

(2012.11. 5 メキシコ 高木博康) 目次へ
アルゼンチン:Agua Rica及びEl Pachónプロジェクト、2年以内に建設開始、連邦鉱業庁長官が言及

 メディア報道によると、XstrataがアルゼンチンでオペレートするAgua Rica銅-金プロジェクト(Catamarca州)及びEl Pachón銅-モリブデンプロジェクト(San Juan州)の建設が今後2年以内に開始されるとJorge Mayoral連邦鉱業庁長官が言及した。これまでのところ、Xstrataは両プロジェクトの建設開始時期に関し公式な発表は行っていない。また、両プロジェクトを合わせたCAPEXは60億US$以上とされる。
 Agua Ricaプロジェクトは斑岩型鉱床をターゲットとしており、推定埋蔵量9億t、Cu 0.49%、Au 0.22 g/t、Mo 0.031%が計上され、マインライフ26年の平均で銅15万t/年、金4 t/年を生産できる可能性があるとされる。
 El Pachón鉱床の鉱物資源量は33億t、平均銅品位0.47%(カットオフ品位Cu 0.2%)と見積もられており、生産開始当初は40万t/年の銅を生産する計画。

(2012.10.31 サンティアゴ 縫部保徳) 目次へ
メキシコ:2012年8月主要非鉄金属生産量

 INEGI(メキシコ国立統計地理情報院)は、2012年10月31日付けHPにおいて、2012年8月のメキシコ主要非鉄金属生産量(速報値)を、下表のとおり発表した。


  2011年
8月
2012年
7月
2012年
8月
前年同月比
(%)
前月比
(%)
2011年
1~8月期
2012年
1~8月期
前年同期比
(%)
金(kg) 6,954 7,691 7,690 +11 -0 56,133 63,161 +13
銀(kg) 362,614 408,941 425,188 +17 +4 3,093,898 3,384,594 +9
鉛(t) 18,032 19,367 18,852 +5 -3 140,369 162,581 +16
銅(t) 39,915 44,651 45,851 +15 +3 290,917 342,564 +18
亜鉛(t) 50,013 52,477 54,965 +10 +5 393,854 438,353 +11
(2012.11. 5 メキシコ 高木博康) 目次へ
メキシコ:Grupo Mexico社及びPeñoles社の2012年鉱業投資は10億US$以上

 2012年10月31日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)主催の新聞記者との懇談会において、メキシコで鉱業活動を行う主要な鉱山企業の社長は、2012年の鉱業投資について、以下のように語った。

・ Grupo Mexico社:メキシコ以外の国を含めた2012年投資額は、17.5億US$。このうち、メキシコには10.4億US$で、主としてBuenavista銅鉱山の拡張工事に投資する。

・ Peñoles社:2012年の投資額は、10.4億US$。これには貴金属部門子会社(同社権益77.1%)のFresnillo社によるものも含む。

・ Minera Frisco社:2012年の投資額は、6~7億US$。これには、10月に合意した加AuRico Gold社のOcampo金・銀鉱山の買収(2.5億US$)を含む。

・ 加First Majestic Silver社:2012年の投資額は、1.5億US$。このうち、1.0億US$は、2013年初頭に操業開始を予定しているサカテカス州のDel Toro多金属プロジェクトに投資する。

(2012.11. 5 メキシコ 高木博康) 目次へ
米:Molycorp社、Mt.Passレアアース鉱山のエンジニアリング会社を提訴

 Molycorp Inc.(以下、Molycorp社)は、2012年11月5日、エンジニアリング会社のM&K Chemical Engineering Consultants,Inc.(以下、M&K社)及び同社の現在・過去の役員を、Mt.Passレアアース鉱山の近代化及び拡張工事(Project Phoenix)に関するエンジニアリングサービスの不備についてコロラド連邦地方裁判所に提訴したことを発表した。
 提訴は、M&K社による問題のあるエンジニアリングを是正するために、Molycorp社技術グループと別のコンサルタント会社が実施した措置に要した費用の回収を目的としており、M&K社は問題のあるエンジニアリングに責任を有しているとしている。
 エンジニアリングの問題は、Mt.Pass鉱山の生産増強計画の時期に影響を与えるものではなく、Phase 1のフル生産は予定通り2012年第4四半期末までに達成されるとしている。

(2012.11. 5 バンクーバー 片山弘行) 目次へ
ロシア:連邦地下資源利用庁、鉱物採掘量低下を懸念

 2012年10月25日付け現地報道によると、連邦地下資源利用庁(Rosnedra)は、地質調査量の減少により埋蔵量再生・補填が十分にできないことによる鉱物採掘量低下の危険性を指摘している。第7回全ロシア地質学者会議で同庁ポポフ長官が言及した。
 同長官は「採鉱部門では採掘量低下の脅威が続いている。鉱床の新規発見により補填されるのは主要鉱物採掘量の30~50%にすぎず、埋蔵量増加の残りの分は、操業中の鉱床や過去に発見された鉱床の追加探査、再評価によるものである」としている。
 同長官によれば、埋蔵量補填状況は2005年から比較的安定し、炭化水素資源を始めとして埋蔵量の増加が見られる。しかし、地質調査量は依然として不足している。「新たに発見された鉱床は小規模なものがほとんどで、これらの鉱床により採掘基準を長期的に維持することは難しい」と述べた。
 10月24日にドンスコイ天然資源環境相は、埋蔵量増加に向け、ライセンス条件に含まれる地質調査量について現在同省が国営企業と協議中であることを明らかにしている。

(2012.11. 6 モスクワ 大木雅文) 目次へ
ロシア:Norilsk Nickel、2012年第3四半期生産は大幅増

 2012年10月26日付け現地報道によると、同日、Norilsk Nickel(本社:モスクワ市)は2012年第3四半期及び1~9月の生産実績速報を発表した。それによると、2012年第3四半期のニッケル総生産量は7万7,400 tで、第2四半期実績を11%上回った。この生産増加は、フィンランドのHarjavaltaニッケル精練所の稼働率が向上したこと、洪水シーズンが終わりロシアの各精練所の操業が安定したことによるものである。また2012年1~9月のニッケル生産量は22万2,800 tとなり、前年同期実績を3%上回った。
 一方、2012年第3四半期の銅総生産量は9万5,500 tで前期比6%増となった。この伸びは主にロシアの製錬所における生産増加によるものである。また2012年1~9月の銅生産量は27万3,700 tであった。

(2012.11. 6 モスクワ 大木雅文) 目次へ
EU:鉛の調和された分類及び表示(CLH)手続きに関するパブリックコンサルテーション開始

 ECHA(欧州化学物質庁)は、調和された分類及び表示(CLH)手続きに関して、鉛を含む全ての物質をCLHの対象物質に追加するか否かに関するパブリックコンサルテーションを受け付けている。鉛がCLHの対象物質となった場合、鉛は「生殖毒性」を有する物質として公式に分類され、危険に関する表示が義務付けられることになる。ECHAは2012年12月7日までパブリックコンサルテーションを同ウェブサイト上で受け付けており、提出された意見はECHAのリスク評価専門委員会(RAC)で参考にされる。

(2012.11. 5 ロンドン 北野由佳) 目次へ
ザンビア:新華聯、Mwekera銅鉱床の権益を委譲

 安泰科によれば、新華聯集団傘下の新華聯資源有限公司は、ザンビアCopperbelt 州Ndola市で保有するMwekera銅鉱床開発プロジェクトを共同開発するか権益を委譲する予定。
 Mwekera新華聯はこの大規模プロジェクトに、既に500万US$(約3,120万元に相当する)を投資投入している。
 新華聯集団は集団戦略による事業を縮小し、他の重大プロジェクトに投資する計画のため、同当該プロジェクトのに対し共同開発または権益委譲を望んでいる。
 また、今回権益を委譲する本当の理由は、新華聯資源有限公司が採掘許可証を取得した2年間で、同当該プロジェクトのに対し建設を開始していないため、ザンビア政府がは2012年3月に新華聯資源有限公司に警告を与えたとの情報もある。
 関係者の話にの話によると、2012年9月、新華聯資源有限公司は2012年9月ザンビア政府からに2013年Mwekera銅鉱床のに対し事業建設を2013年に開始することについてを承諾を得たがし、開発しない場合、採掘許可証を取り消されるかす或いは期限が切れる恐れがあるようだ。

(2012.10.29 北京 篠田邦彦) 目次へ
ボツワナ:Discovery Metals社、中国コンソーシアムより敵対的買収を受ける

 メディア報道によれば、2012年10月末、Cathay Fortune Corporation(CFC)と中国-アフリカ発展基金(CAD)は、Boseto銅鉱山を保有するDiscovery Metals社(本社:ブリスベン)に対し857百万US$規模の敵対的買収を開始した。CFCとCADは2012年9月、Discovery Metals社に対し一株当たり1.7 A$での買収提案を提示したが、Discovery Metals社の取締役会は提示価格は適正でないとして、CFCとCADによるオファーを拒否していた。このため、CFCとCADはDiscovery Metals社を経由せずに、株主から直接株式を購入する方針に切り替えた。買収資金の配分はCFCが75%、CADが25%となっている。なおCFCはDiscovery Metals社の株式13.78%を現在保有し、最大株主である。
 CFCとCADによる本買収提案は既に中国発展改革委員会の承認を得ているが、今後、中国商務部と中国国家外貨管理局、豪州外国審査委員会(FIRB)からの認可をは今後得る必要がある。

(2012.11. 5 ロンドン 小嶋吉広) 目次へ
ジンバブエ:Amplats、Unki白金鉱山の権益51%譲渡へ

 プラチナ生産最大手の南アAnglo American Platinum社(以下Amplats社)は2012年11月2日、同社がジンバブエに所有するUnki白金鉱山における現地化・経済権限拡大法の実施計画に関して、同国の青年開発・現地化・経済権限拡大大臣の承認が得られたことを明らかにした。Amplats社の発表によると、Unki鉱山の権益51%のうち、21%が政府の国家現地化・経済権限拡大基金(NIEEF:National Indigenisation and Economic Empowerment Fund)に譲渡され、残りの30%は地域コミュニティのための基金、常勤雇用者のための基金及び地元の株主コンソーシアムに対してそれぞれ10%ずつ譲渡される。権益51%の評価額は約1億4,200 万US$で、支払いは配当金を通して行われることになっている。Amplats社は2013年6月30日までに同計画を実施する予定である。

(2012.11. 5 ロンドン 北野由佳) 目次へ
DRCコンゴ:鉱業法の改正により政府権益を5%から35%に引き上げる意向

 報道によると、DRCコンゴのMartin Kabwelulu鉱山大臣は2012年10月30日、同国鉱業法(mining code)を改正し、鉱業プロジェクトにおける政府の最低権益比率を現行の5%から35%に引き上げる意向であることを明らかにした。また金属のロイヤルティ料率に関しては、非鉄金属は2%から4%、貴金属は2.5%から6%、貴石は4%から6%にそれぞれ引き上げることが検討されている。Kabwelulu大臣は「探鉱権から採掘権に切り替える際に政府権益を35%にすることを提案した。」とコメントした。新しい鉱業法は投資家と政府の間での不均等な利益配分を是正することを目的としており、利害関係者との話し合いが行われた後、来年には施行される予定である。

(2012.11. 5 ロンドン 北野由佳) 目次へ
マダガスカル:Ambatovyプロジェクトの初出荷迫る

 メディア報道によると、Ambatovyニッケル・コバルトプロジェクトは、2012年11月6日前後にニッケルの初出荷を行う予定であると、Sherritt(本社:トロント)のDavid Pathe CEOが明らかにした。また同CEOは、同プロジェクトの生産拡大は順調に進んでおり、HPAL(高圧硫酸浸出)方式に対する技術的懸念は軽減されているとコメントした。
 2012年10月31日に公表された同社の四半期レポートによれば、2012年Q3における同プロジェクトの生産量は、ニッケル2,370 t、コバルト165 tであった。同プロジェクトのフル生産時における生産量は、ニッケル60,000 t/年、コバルト5,600 t/年を予定している。

(2012.11. 5 ロンドン 小嶋吉広) 目次へ
ギニア:Simandou Block 1&2プロジェクトの取得手続きに関し、政府の委員会が適正性を審査

 2012年11月2日付メディア報道によれば、現在Valeと英BSG Resources社により建設が進められているSimandou Block 1&2プロジェクトに関し、BSG Resources社が前政権より探鉱権を取得した手続きが不透明であるとして、ギニア政府の腐敗防止委員会がBSG Resources社に対し照会状を送付した模様である。Simandou Block 1&2プロジェクトについては、2008年12月に前暫定軍事政権がRio Tintoより探鉱権を剥奪し、2009年7月にイスラエルのダイヤモンド富豪Beny Steinmets氏が率いるBSG Resources社へ付与された。その後、BSG Resources社はプロジェクトの権益51%をValeに25億US$で売却している。
 ギニア政府の腐敗防止委員会による指摘では、BSG Resources社はSimandouプロジェクトの1 block取得に当たり160百万US$しか払っておらず、Valeへの権益売却によって法外な利益を得たとしている。腐敗防止委員会は、前政権での鉱業ライセンス発給手続きの適正性を検証する目的で2011年4月に設立され、英国Blair前首相と米国の投資家であるGeorge Soros氏が顧問に就任している。

(2012.11. 5 ロンドン 小嶋吉広) 目次へ
豪:BHP Billiton、ピルバラ地区の鉄鉱石生産計画量を削減

 2012年10月31日付け地元紙は、BHP Billitonが鉄鉱石の価格低下に対応し、同社のWA州ピルバラ地区の鉄鉱石生産拡張計画において、年間の鉄鉱石生産量を1.5億t以上削減すると発表したことを伝えている。他方、同社は投資家向けに同地区における短期生産目標(near-term Production)である年産2.2億tには変更がないことを伝えている。また同社は同州のポートヘッドランド港における約200億US$規模の拡張工事計画を中止することも発表している。当該拡張工事計画は年間4.5億tの鉄鉱石の積出しを前提として計画されていたものである。なお、鉄鉱石の価格は9月初めに2011年の平均値150 US$/tから86 US$/tに落込んだが現在は120 US$/tに回復している。

(2012.11. 6 シドニー 伊藤浩) 目次へ
豪:Rex Minerals社、Hillside銅・金プロジェクトの経済性を強調

 2012年11月1日、Rex Minerals(以下Rex、本社:豪VIC州Ballarat)社は、QLD州ブリスベンで開催されたMining 2012 Resources Conventionで講演し、SA州Yorke半島のHillside銅・金プロジェクトは年間銅7万t、金5万oz(1.6t)及び鉄鉱石120万t(精鉱品位67%)を生産でき、15年間の操業で110億A$の収益が見込まれる、と発表した。また、鉱床の深部方向については、十分確認されていないものの、豪州の未開発鉱床の中で最大規模のプロジェクトになると述べている。
 さらに、プレFSの結果、初期投資額は9億A$となり世界の新規銅プロジェクトの平均と比較して30%少ないと説明した。また、操業コストは金及び鉄鉱石のクレジットがあるため、1.2 US$/lbとなる。
 同プロジェクトの資源量(予測+概則)は3億3000万t(銅品位0.6%で198万t、金品位は0.16 g/tで170万oz(52.9 t))であり、現在Rex社はバンカブルFSに必要な作業を開始した。

(2012.11.06 シドニー 栗原政臣) 目次へ
豪:豪州証券取引所、探鉱税額控除制度を求める

 2012年11月2日付地元紙によると、豪州証券取引所(Australian Securities Exchange、以下ASX)のChief Executive Elmer Funke Kupper氏はQueensland Exploration Breakfastにおいて講演し、政府は資源セクターへの投資を奨励するためにカナダで導入されている探鉱税額控除制度(exploration tax credit scheme)を豪州でも導入すべき、と述べた。
 また、ASXのSenior manager Eddie Grieve氏は、ブリスベンで開かれたMining 2012 Resources Conventionで講演し、2007年から2011年にかけて世界で調達された2,200億A$の資本金のうち、35%はカナダで調達されたと述べた。調達先は次いでロンドンの24%、ASXは14%であった。

(2012.11.06 シドニー 栗原政臣) 目次へ
インドネシア:エネルギー鉱物資源省、鉱業ライセンス発給に近々入札制を導入

 2012年10月23日付けの地元報道によれば、インドネシア・エネルギー鉱物資源省は、2009年の新鉱業法の施行後、鉱業ライセンス(IUP)が地方政府により過度に発給され、また鉱区重複などの問題を引き起こしている現状に対処するため、入札制を導入する予定であるとの考えを示した。Thamrin Sihite石炭鉱物資源総局長が述べたもので、既に石油・天然ガス分野で実施されている方法をモデルとする予定であり、中央政府の監視の下、入札を実施し、地方政府にその結果を引き渡す方法とする考え。それに先立って、国会との協議を経て、新鉱業法に規定されている鉱業事業区域(WUP)を特定し、その区域を対象に入札を実施するとしている。同総局長によれば、地方政府が発給権限を委譲される前の鉱業ライセンス数(現IUP。旧KP)は、わずか500件であったのに対し、移譲後は10,566件に達しており、数だけでも明らかに異常な状態であり、また、鉱区重複が多数見られ、当事者間や地域社会との紛争にまで発展していると指摘している。

(2012.11. 5 ジャカルタ 高橋健一) 目次へ
インドネシア:POSCO、ニッケル製錬事業等新規6プロジェクトに140億US$の投資計画

 2012年10月23日付けの地元報道によれば、韓国POSCOは、インドネシアでニッケル製錬事業など新規6プロジェクトに140億US$を投資する計画である。インドネシア政府側が明らかにしたもので、10月23日、ジョグジャカルタで開催されたユドヨノ大統領とPOSCO鄭俊陽CEOとの会談の際に大統領に直接計画書が提出された。会談に同席したDahlan Iskan国営企業相によれば、POSCOによる新たなプロジェクトは、現在建設を進めているインドネシア国営製鉄企業とのKrakatau-POSCO一貫製鉄所の第2フェーズ事業、ハルマヘラでのニッケル・プラント建設事業、燃料電池事業、圧縮天然ガス事業、2つの発電プラント事業となる。今回のPOSCOによる投資計画をユドヨノ大統領は大いに歓迎、政府をあげてサポートする旨を表明し、今後は各担当大臣らとの協議・審査に移行するとしている。現在進めているKrakatau-POSCO一貫製鉄所建設第1フェーズは、現時点での進捗率45%、年内に70%まで進み、2013年末に完成する予定となっており、今回明らかになった同第2フェーズはその後直ちに着手し、2015年の完成を目指す。

(2012.11. 5 ジャカルタ 高橋健一) 目次へ
インドネシア:PT Timah、2012年の錫生産見通しは前年比21%減の3万t

 2012年10月25日付け報道によれば、インドネシア国営PT Timahの2012年の錫生産見通しは前年比21%減の約3万tとなった。主な要因は、2012年10月1日から新たに施行された規制によるもので、PT Timahはこれまで一部の鉱石について中小事業者から買い入れ、錫地金生産を行ってきたが、同規制によりその鉱石買入が出来なくなったことによるもの。2013年は、オフショアでの採掘や選鉱技術の改善により、自社鉱石の生産性を向上させる計画であり、増産する見込みであるとしている。錫市場関係者は、ここ6か月間のLME在庫は1.2万t水準を維持していることから、昨今の錫の需給状況は余裕があるものと見ており、また今後もこの状態が当分続くものと見込んでいることから、このPT Timahの減産見通しが市場に与える影響は小さいものと捉えている。

(2012.11. 5 ジャカルタ 高橋健一) 目次へ
中国:投資額2億元の鉛蓄電池プロジェクトが鄱陽県で生産開始

 安泰科によれば、江西瑞的新エネルギー公司は、鉛酸蓄電池プロジェクトに2億元を投入し、江西省鄱陽県工業団地で生産を開始する。
 生産開始後、年間販売額は6.5億元に達し、税込み利益額は6,000万元となる見込みである。

(2012.10.22 北京 篠田邦彦) 目次へ
中国:中国政府の9部・委員会が電解アルミニウムなど8業種の再編政策を検討

 安泰科によれば、中国国家発展改革委員会、財政部、国有資産監督管理委員会、中国証券監督管理委員会など中国政府の9部門・委員会が電解アルミニウムを含む8重点業種の統合再編に関する政策を検討している。
 最近、国務院の企業統合再編部門間調整チームがは関係責任者会議を開催した。かれ、2012年、2013年は、8業種の再編にとって重要な時期であるため、国務院は作業を加速させるための適切な政策の公表を求めている。
 情報によると、国有資産監督管理委員会は、中央企業のにおける統合再編のに指導・ルール規範を強化し、企業のにおける統合行為のさらなるをよりルール規範化を進めるさせる。
 国家発展改革委員会産業協調司の担当者によればは、重点産業プロジェクト計画の制定と整備における鉄鋼、セメント、自動車などの業種の合併・再編と立ち遅れた業種の淘汰を強調する方針とのことだと明かした。合併・再編と立ち遅れた生産能力の淘汰を新規プロジェクトの認可の条件にするという。また、合併・再編企業の技術改善に対する支援を強化し、条件を満たす企業がによる技術センターを建設し、合併・再編を通じてして立ち遅れた生産能力を淘汰する取り組みを支援する。

(2012.10.29 北京 篠田邦彦) 目次へ
中国:湖南省、レアアース資源総合利用産業団地を設置

 安泰科によれば、最近開かれた湖南省レアアース産業協会第1期会員代表会議で、省経済・情報化工作委員会劉平凡副主任が語ったところ、湖南省の永州、益陽などの地域でレアアース資源総合利用工業団地を建設し、長沙・株州・湘潭地域でレアアース機能材料・部品応用工業団地を設置し、レアアースハイテク材料産業基地を整備する予定。
 湖南省のレアアース資源は豊かだが、レアアース産業規模は制限されている。これまで、湖南省ではレアアース探査権を保有せず、五鉱江華レアアース有限公司が唯一省内に採掘権を保有する企業であり、また、輸出ライセンスを持つ企業が益陽市鴻源レアアース1社のみでとなっている。製錬企業は、省内に20社ほどがあり、そのうち一定規模の企業は3,4社だけである。年間レアアース生産額は20億元足らずとなっている。

(2012.10.29 北京 篠田邦彦) 目次へ
中国:徐工集団工程機械株式有限公司、レアアース備蓄買上会社に4.9億元出資へ

 安泰科によれば、機械製造大手企業である徐工集団工程機械株式有限公司は、傘下の子会社である徐工投資有限公司を通じて、4.9億元を出資し、贛州レアアース備蓄買上有限公司を設置する予定。そのうち徐工集団工程機械株式有限公司は49%の権益を保有する。
 同備蓄買上有限公司の登録資本金は10億元で、上記の4.9億元の出資のほかに、贛州市国有資産経営有限責任公司と贛州宏泰道路建設投資有限公司がそれぞれ4.6億元、5,000万元を出資した。
 今回設置する贛州レアアース備蓄買上有限公司は、主にレアアース製錬分離製品及び希土類金属製品の販売事業、レアアース高度加工製品の開発、レアアース生産用化学工業原料・補助原料の販売、レアアース技術コンサルタント業務を展開する予定。

(2012.10.30 北京 篠田邦彦) 目次へ
中国:江西銅業、40万t/年鉛亜鉛製錬プロジェクトの第一期プラント、正式生産開始

 現地メディアが報じたところによると、2012年10月、江西省九江市湖口県金砂湾工業園の江西銅業鉛亜鉛製錬廠の第一期工事が落成、鉛10万t/年、亜鉛10万t/年、硫酸30万t/年の生産能力のプラントが正式に生産を開始した。
 これは江西銅業が総投資額50億元(7.9億US$)で2期にわたって建設を進めていたものの第一期分で、第一期の投資額は28億元。KIVCET直接鉛製錬と湿式亜鉛製錬を採用し、全体が完成すれば、電気鉛20万t/年、電気亜鉛20万t/年、硫酸56万t/年、及び副産品の生産が可能な設備となる予定。

(2012.10.30 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
中国:紫金鉱業、近く銅製錬能力50%アップし、30万t/年に

 現地報道によると、中国紫金鉱業の陳景河董事長は、2012年10月30日に開催された業界内会議の席上、同公司が同製錬能力を近く50%アップさせ30万t/年とするとの計画を表明した。ただし、同董事長は、タイムスケジュールは明らかにはしていない。現在の同公司の年産能力は、製精錬能力20万t、採掘能力10万tである。同董事長は、「精錬能力を30万tにするために、将来3~5年内に同公司の鉱山で銅採掘量を20万t/年とする」とも表明している。
 同公司が2012年3月に発表した2012年生産計画は、採掘量10万t、製精錬銅12.5万tであった。この他、福建省で進めていた製精錬設備が2012年上期に試験生産段階に入っている。
 紫金鉱業は中国の大手金生産者であり、2011年には金28.6 tを生産している。陳景河董事長は、「銅を金と並ぶ紫金鉱業の2大生産品としたい」と語り、更に海外資源を求めていることも明らかにしている。

(2012.10.30 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
中国:鉛蓄電池産業、再び生産能力過剰との見方も

 現地報道によると、中国の鉛蓄電池産業は2011年以来の産業構造変換政策により、その企業数は大幅に減少した。しかし、生産能力は変化していない。
 中国電池工業協会の王敬忠副理事長が2012年10月中旬に開催された2012年中国新エネルギー電動車産業サミットフォーラムで明らかにしたところによると、2011年の企業淘汰により、それまで3,000社あったとも伝えられた企業数は現在1,000社前後まで縮小している。将来この企業数は約300社にまで絞り込まれる予定とのこと。
 しかし、企業数は減少しても、現状の生産能力には大きな変化はない。一連の検査淘汰により生産を留めざるを得なかった企業も、ここに至り逆に能力拡張に転じている様にもみられる。データによれば、今年8月の中国内の鉛蓄電池生産量は1,498.9万kVAh、これは前年同月比36.4%の増加である。なお、前年の生産停止騒動の激しかった6月では、今年の生産量は前年比71.5%の上昇となっている。
 動力用の鉛蓄電池(注;始動用や固定電源を除く、電動自転車や電動自動車用の蓄電池)で見ると、天能集団と超威集団の拡張が著しく、シェアは2社で全体の半分にも達する勢いとなっている。超威集団は、2011年には生産量6,000万個であったが、今年だけで生産能力の増強は3,500万個となり、2012年の生産量は8,000万個に達すると見られる。
 一転して生産能力の過剰感に至った産業内では、再び生産能力に対する懸念も広がっている。

(2012.10.31 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
中国:西林邦邦アンチモン業、年産5千tのアンチモン地金プラント稼働

 現地報道によると、2012年10月26日、広西壮族自治区西林県八達鎮土黄村で、邦邦アンチモン業有限公司の年産5千tのアンチモン地金製造プラントが稼働、点火式典が挙行された。総投資額5,000万元(7.9百万US$)によりアンチモンの採鉱製錬一貫ラインが完成したもの。アンチモン鉱石1.82万t/年を処理し、年産5千tのアンチモン地金を製造する。

(2012.11. 1 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
中国:中国南部の稀土産業、生産停止発表相次ぐ

 現地報道によると、2012年11月1日、五鉱稀土集団有限公司は、傘下の希土分離企業である定南大華公司、紅金公司、広州建豊五鉱公司、及び、製錬企業である尋烏新丹冶煉廠について、暫時その生産を停止すると発表した。五鉱稀土の関係者によると、これらの傘下企業は今年の指令性生産計画の生産枠を満たし、現在の市況も良くないことから、生産を停止するとしている。生産停止は来年の春節前後まで続く予定とのこと。
 また、江蘇省稀土産業協会によると、中国アルミ業稀土(江蘇)有限公司も、2012年11月1日から傘下の常州、阜寧、宜興、常熟の4分離工場について、その生産を停止すると発表。正常な稀土生産と市場秩序の保護、希土市場の安定と健全な発展により価格の安定を目指すためとしている。

(2012.11. 2 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
中国:湘潭電化電解マンガン、全ラインで生産停止

 現地報道によると、2012年11月1日、湖南省湘潭市の湘潭電化電解マンガン科技股份有限公司は、鉄鋼市場の低迷により電解金属マンガンの価格が低下しているとして、コスト削減を行ってきたもののそれでも対応できず、11月1日から電解金属マンガンの生産ラインを停止すると発表した。生産回復の時期については触れていない。
 なお、これまで同公司は、8月1日から部分的にラインを停止している。今回はそれを拡大し全ラインを停止させる。

(2012.11. 2 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
中国:商務部、2013年の錫輸出枠、2012年よりも削減か

 現地報道によると、2012年11月1日に中国商務部関係者から得られた情報では、2013年の輸出枠について、錫は削減され、その他の金属については2012年の値を維持するとのことである。2013年の錫の輸出枠は2012年比5.6%少ない17,000 tとなる。
 中国は錫、タングステン、アンチモン、モリブデン等のレアメタルの世界最大の生産国であるが、錫については、輸出枠は満たされていない。今年9月の輸出量は1,900 tであった。
 各金属の2013年輸出枠の設定値は以下の通り(かっこ内は2012年の輸出枠)。

タングステン 15,400 t(15,400 t) -タングステン及びタングステン製品
17,000 t(18,000 t) -錫及び錫製品
アンチモン 59,400 t(59,400 t) -アンチモン及びアンチモン製品
モリブデン 25,000 t(25,000 t)  
インジウム 231 t(231 t)  
5,387 t(5,387 t)  
(2012.11. 2 金属企画調査部 渡邉美和) 目次へ
おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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