リチウム価格低迷の影響 <金属企画部調査課 小口朋恵 報告> はじめに 米国地質調査所(USGS)のデータによると、世界のリチウム生産量は2020年以降毎年概ね対前年比3割前後の右肩上がりで推移している(図1)。特に、世間的に電気自動車(EV)が注目されるようになり、EV用リチウムイオンバッテリー(LIB)の正極材にリチウ・・・ 続きを読む 2024年11月5日 鉱種: リチウム 海外事務所: 金属企画部
チリのリチウム国家戦略とDLE技術 <金属企画部調査課 小口朋恵 報告> はじめに チリでは、2023年4月、Boric大統領が「国家リチウム戦略」を発表し、チリでのリチウム開発において旧鉱業法に基づく特別操業契約(CEOL)締結による鉱区の取得から、国家主導の開発へと移行する内容が明かされた。電気自動車(EV)の世界的な普及に伴い、・・・ 続きを読む 2023年10月13日 鉱種: 銅 リチウム 海外事務所: 金属企画部
最近の資源ナショナリズムの動向 2023年 <金属企画部調査課 原田武、小口朋恵、千葉樹、五十畑樹里 報告> はじめに 資源ナショナリズム(Resource Nationalism)は、古くは1960~70年代頃から、資源価格の高騰や特定の資源に対する世界的需要の増加等を背景に、度々興る概念である。昨今では、走行時にCO2を排出しない電気自動・・・ 続きを読む 2023年8月18日 鉱種: 銅 鉛 亜鉛 銀 コバルト 錫 ニッケル リチウム アルミニウム/ボーキサイト 海外事務所: 金属企画部
中南米における中国・韓国企業の動向 <金属企画部調査課 小口朋恵 報告> はじめに 12年前、筆者は南米ボリビアでリチウム案件を担当していた。当時、ボリビアのUyuni塩湖は世界最大のリチウム埋蔵量を誇ると言われ、電気自動車(EV)への関心の高まりとともにボリビアのリチウムは世界から注目を浴び、また雨期には「天空の鏡」と言われたその唯・・・ 続きを読む 2022年6月3日 鉱種: 銅 リチウム 海外事務所: 金属企画部
2020年の鉛需給動向 <金属企画部調査課 小口朋恵 報告> はじめに 世界は新型コロナウイルス(以下、「コロナ」という。)感染症に見舞われており、話題はこのコロナ一色と言っても過言ではないほど、産業界、経済界、また個々の私生活においても甚大な影響が現れている。世界の鉛業界においても例外ではないが、鉛の需給動向が世界および・・・ 続きを読む 2021年11月8日 鉱種: 鉛 海外事務所: 金属企画部
ペルー大統領選と鉱業政策 <金属企画部調査課 小口朋恵 報告> はじめに 2021年4月11日、ペルーにて大統領選挙が行われ、急進左派のPedro Castillo候補が得票率19%を得て1位となったが、得票数が過半数には至らなかったことから、得票率第2位の右派Keiko Fujimori候補とともに決選投票に進むこととなっ・・・ 続きを読む 2021年5月25日 鉱種: 銅 その他 海外事務所: 金属企画部