ニュース・フラッシュ
2004年1月26日
アルマティ
酒田 剛
ロシア、ウラン鉱山開発を行う国際合弁会社に14百万US$を投資
1/21付けのインター・ファックス社は、ロシア連邦原子力省からの情報として、南カザフスタンでウラン鉱山開発を行うロシア・キルギス・カザフスタン合弁のZarechnoeウラン社に対し、ロシア政府が14百万US$を投資する予定であることを伝えている。
この問題は、1月20日にモスクワで、キルギス共和国のNikolai Tanaev首相とロシア原子力省のAleksandr Rumyancev大臣が参加して行われたロシア・キルギス貿易関係委員会で協議された。
Zarechnoeウラン社の開発計画によれば、年産ウラン500t規模の第1期開発工事には2年間で14百万US$の投資が必要とされているが、ロシア政府が投資を決定したことによって、2004年の鉱山建設、2005年の採掘開始の実現に向けてプロジェクトが大きく前進することとなった。
同社の権益比率は、Kazatomprom社 45%、TVEL社 20%、Teksnabexport社 15%、Atompredmetzoloto社 10%及びKara-Baltynsk鉱山コンビナート 10%となっている。
また、ウラン鉱床の埋蔵量は19千tで、25年間は生産が可能であるとされている。
