ロシアのSuhoi Log金鉱床の開発ライセンスについて

　1/26のwww.giredmet.ruサイトは、ロシア連邦経済発展省のMukhamed Tsikanov次官が、同国におけるSuhoi Log金鉱床の開発ライセンスは10百万USドルをスタート価格とすると発言したことを伝えている。
　同金鉱床の金埋蔵量は1.03千tとされているが、最近の調査結果によれば、白金、パラジウム、ロジウム等の白金族金属のほか、銅やコバルトも伴うことが明らかになってきており、これら金属の濃集は、鉱床が胚胎する頁岩層が分布するリフト帯において、深部断層に沿って上昇した熱水によって再濃集されたと考えられている。
　ロシアでは、商業銀行に対して、金採掘企業から買い取った金を輸出する権利を認めているが、これら銀行の中でも取扱量が大きいAlfa銀行の専門家は、同金鉱床の価値は700百万USドル相当あるとしており、スタート価格は跳ね上がる可能性があると見ている。
　実施時期と共に、ライセンス付与は、テンダーによって行われるのか、あるいはオークションによるのか、未だ決定されていない。