ニュース・フラッシュ
2004年2月11日
調査部
北 良行
BHPアフリカでアルミ精錬さらなる増強を模索
Business Day(2004. 2. 6)によるとBHP Billton社は、今週、Hillside アルミ工場(南アフリカ)を拡張オープン(年産132,000tから670,000t)したが、南ア及びモザンビークにおいてさらにアルミ関係の事業機会を模索しているという。これは南アのRichard Bayで行われたHillside工場のオープニングセレモニーでBHP Billiton社の会長Don Argusが述べたもので、アルミ精錬事業の能力増強の決定は早い時期に行われると言う。同席したBHP Billiton CEOのGoodyear氏は、電力供給問題をまず解決しなければならないと指摘しているが、発電事業はBHP Billiton社のコアビジネスでないため、自社が発電事業を中心とした開発をすることは念頭にしてないが、発電事業に参画する計画はあるとしている。BHP Billiton社は年間1,300万tのアルミニウムを生産する能力がある。なお、世界のアルミニウムの7%が南アフリカのHillsideとBayside及びモザンビークのMozarで生産されている。また、BHP-Billiton社は資産の20%を南部アフリカに持ち、それらには石炭、マンガン、クロム、アルミなどの設備が含まれる。