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ニュース・フラッシュ

2004年2月14日 サンティアゴ 原田 武

チリCodelco、今後10年で生産の主体を坑内採掘に転換する

 El Mercurio紙(2月12日付け)によると、Codelcoは生産の主体を現在の露天採掘から坑内採掘へ転換する計画を進めている。現在の4つの生産部門(Norte、Salvador、Andina、El Teniente)を併せた年間生産銅量は約1.6百万t/yで、そのうち75%は露天採掘による生産、25%はAndina、El Tenienteを主体とする坑内採掘による。しかし、現在の計画によると、2014年までには生産量の60%は坑内採掘から、残る40%が露天採掘になるとされている。その中で、Norte生産部門のChuquicamata銅山(第?U州)の露天採掘から坑内採掘への転換がカギになる。現在のところ、2010~2013年に坑内採掘を開始する予定。これまでChuquicamataにおける職員宿舎移転問題を担当してきたFidel Baes氏が、先日、坑内採掘プロジェクトを担当する管理部長となった。Norte生産部門がChuquicamataの坑内転換計画に拍車をかけるための人事異動と目されている。同氏によると、今後、坑内での採掘コストが増加しても、如何にして現状の競争力を維持できるか、そのための生産コストの縮小が課題であると語った。

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