閉じる

ニュース・フラッシュ

2004年2月18日 調査部 北 良行

南ア・Anglo Platinum社2004年はコスト抑制を重点課題に

 2月17日付けMining Weeklyによると、世界最大のプラチナ生産者であるAnglo Platinum社は、南アでの2003年のインフレが6.8%であるのに対しプラチナ生産コストが19.6%上昇したことから2004年の最重点課題としてコスト抑制をあげている。2003年のコストは全体で5億25百万上昇し、記録となった2002年の収益が56億3千万ランドから20億9千万ランドまで63%減少した一因と成った。なお減少の主因はランド高である。コスト上昇は労務費やスチールの値上がり、UG2からの鉱石供給増加による品位の低下、金属回収率の悪化、溶練コスト増などが要因である。同社はコストを全体的に見直すが、最大の見直しは85%を占める工場や本部の労務関係の行程や構造で、うち労務費41%、在庫費29%が2大コストであるという。

ページトップへ