ニュース・フラッシュ
2004年3月22日
バンクーバー
中塚正紀
ブリティシュ・コロンビア州の鉱業大きく躍進と予測
2004年3月15日付ファイナンシャル・ポストによるとブリティシュ・コロンビア州政府は、金属価格の上昇で今年の探鉱の劇的な発展を予測、2003年は約5,500万ドルだった探鉱支出額も今年は倍額になるだろうと想定している。
ブリティシュ・コロンビア州政府は、新たな鉱山開発に対して規制行政的な事務手続きを緩和させ、鉱業に投資する者に対して優遇税制措置を取るなど、鉱業の積極的な活性化を図ろうとしている。
1990年代ブリティシュ・コロンビア州の政権を握っていた新民主党(NDP)の政策は各業界の発展機能の妨げとなる厳しいものだった。その後、自由党(Liberal)が政権を握り、ビジネスに有利な政策を掲げた結果、昨年で4年連続、探鉱支出額が増額、2000年には2,500万ドルだった支出額が、今年は1.1億ドルになる可能性もあるという。景気が上向きになり、投資額も増えている。また、2003年ブリティシュ・コロンビア州に拠点を置く鉱山会社は前年の2倍にあたる合計にして約8億ドルの投資をした。