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豪・Equinox社、ペルーの金鉱床探鉱でアライアンス
Equinox社(本社パース)は、ペルーで探鉱を行うためのアライアンス契約をペルーのCPB Asociados SRLと行った。このアライアンスによって、Alturas社(Equinox 70%、CPB 30%)を設立し、当初はエピサーマル金鉱床の探鉱を行うが、将来的には、鉄酸化銅金鉱床の探鉱も行う予定。フェーズIは04年6月末に開始し、ペルーでの探鉱プロジェクトを発掘し、フェーズIIは04年7月から11月末にかけてAlturas社を上場して資金調達を行う。Equinox社は当初の百万US$を負担する。Alturas社はすでに、Oyoloプロジェクトのオプションを取得している。Equinox社は、パースベースのジュニアでLumuwana銅鉱山(ザンビア)の開発を行うほか、鉄酸化銅金鉱床の探鉱を豪州、スウェーデンで行っている。同社関係者によると、今後ペルーを手初めに南米での探鉱に乗り出したいとしている。 (2004. 3. 9 キャンベラ神谷夏実)目次へ ロシアの金生産大手企業の2003年実績rn 3/22付けのインター・ファックス社によると、ロシア金生産者組合は2003年の同国における大手金生産企業の生産実績を発表した。これによれば、5t以上の金を生産した企業は、以下のとおり。 順位rn 企業名rn 生産量(t) 備考(傘下企業-生産量等) 1rn Norilsk Nickel社rn 41.2rn Polyus社(100%)-26.0tLenzoloto社(65.87%) 2rn Polimetal社rn 10.7rn Serebro Magadan社-5.0tZoloto Severnogo Ural社-2.9trn 3rn Russdragmet社rn 6.2rn Barrick Gold Corp.社が29%所有rn 4rn Artel Staratel Amur社rn 6.1rn 5rn Susumanzoloto社rn 5.9rn 6rn Omolonsakaya社rn 5.6rn (2004. 3. 26 アルマティ 酒田 剛)目次へ ロシア最大の亜鉛地金メーカー、2004年に精鉱70千tを輸入rn 3/11付けインター・ファックス社によると、ロシア連邦のChelyabinsk亜鉛工場(ChTsZ社)は、Euromin SA社(スイス)が調達する亜鉛精鉱70千tの輸入を開始した。 同工場では、2004年に必要となる精鉱300千tを確保するために、ロシア国内からの供給(Alexandrinsky GOK社、Ormet社)に加え、国外からの輸入量を増やす。 これは、同工場が生産する亜鉛地金(Zn:99.995%)の規格に見合う精鉱を国外に求めると同時に、長年にわたって需給関係のあったUchalinsky亜鉛鉱山を所有するElektrotsink社(ロシア第2位の亜鉛生産者)がUrals Mining and Metallurgical Company(UGMK社)に買収され、その関係が崩れたことに対応するためのもの。 ロシア全体の生産量の約6割を占めるChTsZ社は、2003年には177,336tの亜鉛を生産し、その70%以上を国内で販売した。 (2004. 3. 26 アルマティ 酒田 剛)目次へ Norilsk Nickel社がGold Fields社(南ア)の権益20%を取得rn 3/29付けインター・ファックス社によると、Norilsk Nickel社は、子会社のNorimet社を通じてGold Fields Limited社(南ア)の権益の20%(98.5百万株)を11.6億US$(11.79US$/株)で取得した。 Gold Fields社の権益20%は、Anglo American社が保有していたもので、今回行われたロンドン取引所でのNorilsk Nickel社による株式購入に際して、BMO Nesbitt Burns Inc.投資銀行が金融コンサルティングを行った。 Gold Fields社は、年産規模が4.3百万oz.の世界有数の金プロデューサーであり、埋蔵量は84百万oz.(金量)とされる。(関連記事:ロンドン) (2004. 3. 30 アルマティ 酒田 剛)目次へ アルメニア政府、Agarak銅・モリブデンコンビナートを米国企業に売却rn 3/15付けインター・ファックス社によると、アルメニア政府は、米国のトレーダーであるComsup社に対して国営Agarak銅・モリブデンコンビナート(GOK)を売却することを決定した。 アルメニア共和国の貿易・経済発展省によれば、GOKの売却には600千US$のほか、GOKの全負債の弁済と鉱山開発投資が条件とされているが、投資額は明らかにされていない。 Comsup社には、これまでGOKからモリブデン精鉱を購入してきた実績がある。 Agarak GOKでは、毎月、銅精鉱(Cu品位:27%) 2千tとモリブデン精鉱(Mo品位:51%) 50tが生産されている。 (2004. 3. 30 アルマティ 酒田 剛)目次へ マリ、2003年の金生産量は減少も世界第10位rn マリ鉱山地質局より入手した資料によると、同国の2003年における金生産量は54.1トンと前年の66.1トンより大幅に減少した。これは同国最大の金山であるモリラ鉱山の品位低下に伴う減産(38.9トン→28.6トン)によるもの。今後、ルーロ鉱山、カラナ鉱山等の新規鉱山の生産開始が予定されており、50~60トンをキープしていくものと予測している。なお、2003年は、世界の金生産国トップ10にランクインした。 (2004. 3. 24 金属企画グループ 西川信康)目次へ おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。 trnt trnttCopyright©2012 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation All Rights Reserved.
