ニュース・フラッシュ
2004年4月5日
サンティアゴ
原田 武
アルゼンチン天然ガスの輸出制限、チリのエネルギー事情に影響の可能性
El Mercurio紙(4月5日付)によると、アルゼンチン政府は、国内の不足を理由に天然ガスの対チリ輸出制限を表明した。特に、火力発電を主体とするチリ北部の産業への影響が心配される。現時点では、ディーゼルに燃料を転換する等すれば輸出制限の影響は無いとしている。アルゼンチンの天然ガス輸出の90%以上は、ガスパイプラインによって、チリに供給されており、チリの1次エネルギー消費において石油(全体の40%)についで、30%近くを占める。
