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ニュース・フラッシュ

2004年4月5日 バンクーバー 中塚正紀

Wheaton River社とIamgold社が合併に合意

 カナダWheaton River社がIamgold社との合併を発表。新会社の株主シェアはWheaton Riverが68%、Iamgoldが32%。新会社は、Wheaton Riverが保有するメキシコ、ブラジル、アルゼンチン、オーストラリア、Iamgoldが保有する西アフリカの合計7鉱山の権益を保有。
 2004年の年間金生産量は100万オンス、加えて銅生産も手掛ける予定。これにより新会社は、北米で第5番目、世界では第8番目の金生産企業となる。また、2004年の操業コストは、金等量で1オンスに対し100USドル以下と推定される。
 さらにブラジルのAmapariプロジェクト、メキシコのLos Filosプロジェクトの開発とガーナのTarkwa鉱山の拡張を通して近く生産拡大を計画しており、2006年には年間30万オンスの追加生産が期待。
 金生産業界では、企業合併への動きが噂されているが、今回のこの発表が他社の合併を促進するきっかけになると見る専門家も多い。(2004年3月31日付 バンクーバー サン、2004年4月1日付 グローブ&メール、ファイナンシャル・ポスト、プレスリリース)

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