ニュース・フラッシュ
2004年4月6日
アルマティ
市原秋男
インドネシア・鉱業各社、増益決算
国営スズのPT.Timahは、2003年度決算で前年比5.68倍の大幅増となる763億2,000万Rpの純益を計上した。増益の主因はスズの国際価格上昇とRpの対USドル為替レートの改善とされている。同期の売上高は同16.67%増の1兆9,450億Rp、総資産は0.6%増の1兆9,740億Rpとなっている。
PT.Aneka Tambang(ANTAM)は、2003年度決算(監査済)で前年比28%増となる2,265億5,000万Rpの純益を計上した。なお、同社は3月15日に、未監査の昨年度決算として2,429億ルピアの純益計上を報告していたが、退職給付引当金の計上などに関連し監査後の純益は164億ルピア近く減少している。
また、退職給付引当金の再計上に関連し、将来的な償却負担増の回避を目的として2002年度決算を修正することも併せて報告した。
PT International Nickel Indonesia(INCO)は、2003年度決算で前年比3.45倍となる10万4,185USドルの純益を計上したと報告した。昨年はニッケル価格が前年比39%増の7,117USドル/tに上昇したことを受け、売上高は同59%増の5億900万USドルに増加した。また、1株当たり15セントの配当が株主総会において承認されている。(4月2日 News Net Asia、各社)
