閉じる

ニュース・フラッシュ

2004年4月8日 アルマティ 神谷夏実

豪・探鉱投資が回復、世界シェアは減少

 豪統計局によると、2002~03年度の豪の探鉱投資額は、前年度を14%上回る7.3億豪ドルで、1997年以来の減少傾向が上昇に転じた。州別には、西豪州が57%を占めており、ビクトリア州、クイーンズランド州での増加が大きかった。鉱種別には、金が最大で51.7%、これに、石炭(10.6%)、ニッケル(9%)、鉄鉱石(6.1%)、銅(5.4%)が続いている。
 豪地球科学研究所によれば、2003年の世界の探鉱費は24億米ドルと見られ、1997年のピークからの減少傾向に歯止めがかかったものの、依然としてピーク時(52億米ドル)の半分以下である。また豪州の探鉱費の世界シェアは、南米(23.6%)、カナダ(21.5%)、アフリカ(17.1%)に次ぐ第4位15.5%で初めてアフリカに抜かれた。

ページトップへ