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ニュース・フラッシュ

2004年4月19日 リマ 辻本崇史

ペルー・政府保有大型鉱業案件の今後の入札見通し

 政府保有鉱業案件の入札手続を進める投資促進庁(Pro-Inversion)・鉱業担当責任者に面談し、大型鉱業案件の今後の入札見通し等について聴取した。
 ポイントは以下の通り。

  • Las Bambas銅鉱床の入札日は7月2日で確定。先の6月25日の入札日報道は投資促進庁の広報が誤ったもの。日本の鉱業会社の入札参加は最終的には認められなかった。また、これまでに正式に入札参加の事前登録を希望してきた日本企業はない。
  • Michiquillay銅鉱床(鉱量544百万トン:銅0.69%)は、現在、入札実施につき地元と交渉中であるが、後2~3か月で合意に達する見通しで、8月頃に入札公示を行いたい。本入札はToromocho方式を採る予定なので、日本企業も入札に参加できるだろう。
  • La Granja銅鉱床(鉱量1,200百万トン:銅0.65%)は、開発にはヒ素の含有率が高く、これをクリアーする技術開発を行うことが優先課題。この技術開発に意欲のある企業とは、個別に契約を締結し、開発を可能にする技術成果を上げた場合には、その後に想定される入札時に何らかの優先権を与えたい。

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