ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 金 銅 ベースメタル
金隆銅業公司、21万トンに製錬能力アップに着手、同時に環境改善にも配慮
有色金属工業信息中心によると、銅陵有色金属集団公司傘下の金隆銅業有限公司は、4月18日、銅製錬設備の改善と製錬能力をこれまでの15万トンから21万トンにアップする工事に着手したことを明らかにした。総投資額は4億2,900万元(5,180万ドル)で、そのうち3,890万元を硫酸製造工程のシステム改善に当てる。今回の同公司の投資は、単に製錬能力を増すだけの投資ではなく、環境改善プロジェクトも併せて実施することが特徴である。
なお、金隆銅業有限公司は、1992年に銅製錬設備を設立、1997年4月8日に試運転を開始し、11月8日正式に稼動。スタート時点の電解銅の生産能力10万トンから2002年には15万トンに上げたが、硫酸システムの排煙処理能力が限界であるとの情報もあり、今回の製錬能力アップでの排煙対策に注目される。
