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- 銅 ベースメタル
国際銅研究会の鉱山製精錬所一覧(2004年4月)
国際銅研究会(ICSG)は、4月28日、四半期ごとに改定している世界の銅鉱山製精錬所一覧の2004年4月版を発表した。これによれば、2004~07年4年間の供給能力は、前回の一覧における将来計画と比較して、銅価格の上昇により2004年で8.2万トン、2007年で61万トンの上方修正がなされた。一方、製精錬能力は増加しているが、現有の余剰能力や低稼働率により銅価格の影響を受けず限定的。銅価格上昇は低いT/C、R/Cにより相殺されている。同じ4年間合計の年間鉱山供給能力の拡張は、約220万トン(前回一覧では167万トン)で、これは現存する鉱山メインテナンスやアローアンス分は含まれていない。変動鉱山供給能力は、現在約28.5万トンと推定されており、一年前の76.5万トンから大きく減少。現在の余剰製錬能力は40.2万トン、余剰精錬能力は57.2万トンと見られている。同じ4年間の年間製錬能力は144万トン増加、精鉱供給能力計画の135万トンを超えている。精錬能力も145万トン増加すると見込まれている。
