Noranda社とTeckCominco社でオーストラリア亜鉛鉱山再開発計画

　Noranda社は、今後、実施される予定の再開発検討のための各種調査等に2,600万ドルを投資することを条件としてTeckCominco社が所有するオーストラリア西部のLennard Shelf亜鉛鉱山の権益50%を獲得する契約に合意した。Lennard Shelf鉱山は、TeckCominco社が昨年10月にWestern Metals社から2,600万ドルで買収し、11月から作業を中止し、現在は休山中である。
　今後、両社で再開発計画の検討を行う予定。Lennard Shelf鉱山は、オーストラリアのパースから北東2,500kmに位置し、ミシシッピー・バレー・タイプの鉛/亜鉛を多く含む鉱床で、本鉱山の選鉱能力は年間310万t。2003年6月時点の精鉱生産量は亜鉛量で17.6万t、鉛量で7万t。(2004年4月24日付ファイナンシャル・ポスト、バンクーバー・サン)