ニュース・フラッシュ
2004年5月7日
その他
目次英哉
Phelps Dodge社、第1四半期は大幅黒字
Phelps Dodge社は28日、2004年5月12日年第1四半期の決算は1.9億ドル近い黒字となったと発表した。同社は昨年第3四半期まで10期連続赤字を計上していたが、その後業績が回復し、二期連続1億ドル以上の黒字となった。
同社の鉱山部門は、この1年で銅・モリブデン共に生産が15%増え、価格は銅が1.6倍、モリブデンは2倍になったことにより、売上額は前年同期から倍増の12億USドルに達した。伸銅加工品売上げは3割増、化学製品は横這いであった。その結果第1四半期売上総額は対前年同期63%増の16億ドルとなった。
同社はこの高収益を利用して負債圧縮を進めており、6月にはチリLa Candelaria鉱山の負債を繰上げ、償還を予定している。また今後も休止生産施設の再稼行を進め、2002年に年100万トンまで減った銅生産を2005年には130万トン以上に拡大する計画である。
