ニュース・フラッシュ
2004年5月17日
リマ
辻本崇史
ペルー・2004年第1四半期の主要鉱産物生産量
エネルギー鉱山省は、2004年第1四半期の鉱産物生産量を発表した。ペルーにとって主力の銅と金の生産量が20%近く増加したのが特徴的である。また、鉱業協会の発表によると、ペルーの第1四半期の鉱産物輸出額は15.1億ドルとなり、前年同期比で52.3%増と記録的な増加となった。とくに、銅価の回復による銅輸出額の顕著な増加が特徴的である。
銅については、Antamina鉱山の生産量増とTintaya銅山の操業再開、金については、Yanacocha金山の生産量増と中規模金山(Aruntani社操業金山等)の増産が主に寄与した。主要鉱産物の鉱種別生産量は次の通り。
なお、エネルギー鉱山省は、本年の鉱産物の輸出総額は55億ドル(昨年実績45.3億ドル)に達すると予測している。
銅 | 244,619 | t | (前年同期比 | 19%増) | |
亜鉛 | 310,619 | t | (同 | 3%減) | |
鉛 | 73,974 | t | (同 | 5%減) | |
金 | 47,251 | kg | (同 | 19%増) | |
銀 | 703,827 | kg | (同 | 1%増) | |
錫 | 9,831 | t | (同 | 2%増) |
