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ニュース・フラッシュ

2004年5月18日 バンクーバー 中塚正紀

カナダ・鉱業部門の第1四半期、利益増大

 カナダ上位企業284社の第1四半期の結果が発表され、利益合計はC$144億で、昨年同時期のC$133億に比べ9%増加したことが明らかになった。今回の収益増加は、中国、アメリカ、日本における経済拡大に伴い、金属、鉄、材木、燃料そして機械などを大量に消費したことによる。中でも鉱業部門の伸びは著しく、総計でC$7,300万からC$11.3億と1448%上昇し、その増加の原動力となった。
 この結果、銅、ニッケル、亜鉛、アルミウムを供給するNoranda社は、2003年C$6,150万の損失を計上したのに比べ、2004年はC$2.01億の利益を上げた。また、Inco社もこの30年間で最大のニッケル生産量を記録し、2003年の利益C$4,300万から2004年はC$3.36億に上昇、Teck Cominco社も銅と亜鉛の高値を反映して、2003年の利益C$500万からC$9,600万に上昇した。(2004年5月17日付グローブ&メール)

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