ニュース・フラッシュ
2004年5月19日
調査部
北 良行
南ア・金、白金族金属2003年売上はともに減少
南ア鉱物エネルギー省2004年4月発表の第1期四半期報告によると、2003年南アのPGM生産量は増加したが、金・白金ともに2002年より収入が減少した。具体的には、金の生産量は2002年の398.5トンから6.4%減少し373トンで、これは1953年以来最低の生産量。また、総売上収入は生産量の減少に加えランド高が影響しドル建価格の高騰にかかわらず19.7%減の331億ランドとなった。
一方、白金族金属の生産は、2002年の236.6トンから12.5%増加して266.2トンとなった。個別にはプラチナ148.3トン、パラジウム70.9トン、ロジウム16.8トン等。総売上収入は、プラチナ高騰にもかかわらず、パラジウム、ロジウムの価格下落とランド高により17.2%減少して288億ランドとなった。
