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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2004年5月24日 リマ 辻本崇史

エクアドル・Mirador銅・金鉱床開発プロジェクトは年内にも工事着手

 BNAmericas(5月19日付)によると、Corriente Resources社(加)は、昨年末に開始したMirador銅・金鉱床(斑岩銅型)のF/S調査を7月に終了し、その後、開発資金の調達等が順調に進めば、年内にも鉱山工事に着手すると発表した。
これによると、既に終了したボーリング調査(27本)で確認した高品位部をまず採掘対象(露天掘)とし、粗鉱量2万トン/日規模で当初2~3年操業し、その後、粗鉱量4万トン/日規模に拡張するとしている。工期は2年で、操業開始予定時期は2006年末、推定開発投資額は140百万ドル。
 なお、同社は先に、推定鉱量は182百万トン(銅品位0.76%、金品位0.22g/t)と発表しているが、高品位部の採掘からスタートするとしている点、今回発表された選鉱試験結果の銅回収率(90%)等を勘案すると、産銅規模は6万トン/年程度になるものと推定される。

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