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ニュース・フラッシュ

鉱種:
プラチナ レアメタル
2004年5月25日 ロンドン 霜鳥 洋

Johnson Matthey社、2004年のプラチナ需給は均衡と予想

 Johnson Matthey社(英)はPlatinum2004を2004.5.17に公表した。それによれば、2003年の白金の需要は202.8tで、1%未満の微増に留まった。自動車触媒需要は18.7t増の99.2t、宝飾需要は、白金価格上昇のため、11.8t減の75.9tで、工業用需要は47.3tに減少した。供給は4.5%増の194.1tであった。南アの産出が着実に増え、ロシアの販売量も増加したが、北米の生産は減少した。白金市場は5年連続の供給不足であった。価格は40%増で、ピークは12月のU$842、1980年3月以来の高値であった。2004年は白金の需給がほぼ均衡する見込みで、少量の供給過剰の可能性すらある。今後半年の価格はU$780~920と予想される。

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