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ニュース・フラッシュ

鉱種:
マンガン レアメタル
2004年6月10日 アルマティ 酒田 剛

中国企業、ロシア極東のマンガン鉱床開発に地方政府と合意

 6月1日付けインターファックス社によると、ロシア・ユダヤ自治州(ハバロフスク地方の南、中国と国境を接する地域)政府は中国・大連市の企業とYujno-Khinganマンガン鉱床開発プロジェクトに関する契約を締結したと発表した。開発計画によれば、年産200千tの鉱石を処理し、60千t/年のマンガン精鉱を生産する採掘・選鉱コンビナートを建設する。プロジェクトの開発費用は39百万USドル、開発期間は7年を計画しており、マンガン精鉱は大連の製錬工場向けに輸出される予定。同鉱床は、これまでの調査でマンガン埋蔵量5.115百万tが確認されている。
 中国では、加速される経済成長によって製鉄業と非鉄製錬用の原料需要が増加し、2003年のマンガン鉱石・精鉱の輸入量は対前年比37.7%増の2.86百万tを記録した。

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