ペルー・Las Bambas銅鉱床の入札に対し撤退表明相次ぐ

　Expreso紙(6月10日付)他によると、先の鉱業ロイヤルティー法案の国会可決を受け、7月に予定されているLas Bambas銅鉱床の入札からの撤退あるいは撤退検討中との表明が相次いでいる。
　これによると、SPCC社、Barrick Gold社が撤退表明した他、Cambior社、Phelps Dodge社、Peñoles社も撤退を検討中である。なお、本入札にはこれらの5社を含め14社が事前の応札資格審査に合格しているが、他の9社からは、現在のところ撤退を示唆する表明は出ていない。
　これらの動きに対し、入札の実施機関である投資促進庁(Pro-Inversion)の関係者からは、入札条件の再検討、入札延期が必要ではないかとの発言も出ているが、キハンドリアエネルギー鉱山大臣は、本鉱床は優良鉱床であることから、予定通り入札が実施されることを期待する旨、発言しており、本件に対する今後の政府の対応も注目される。