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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2004年6月22日 アルマティ 酒田 剛

ロシア企業、北部ウラル地域で銅・亜鉛鉱床の鉱山開発に着手

 6/15付けインター・ファックス社によれば、ロシアのAlexandrinskaya Mining社(チェリャビンスク州)は北部ウラル地域にあるChibachyisk銅・亜鉛鉱床の鉱山開発に着手した。当面の投資額は15~18百万USドルで、今年6月末から鉱山の建設を開始、2006年中の完成を目指す。本格的な採掘は2008年から行われ、当初は年産150千tで、その後550千t/年まで増産される計画。
 Chibachyisk鉱床の鉱石は、現在の同社の主力であるAlexandrinsk鉱山(チェリャビンスク州)の選鉱場(処理能力400千t/年)で処理される予定であり、同鉱床の開発に伴って同鉱山からの採掘量は順次減産され、最終的にはChibachyisk鉱床の鉱石と入れ替わることになる。選鉱場の処理能力も550千t/年まで拡張され、銅生産量は現在より37.5%増の17千t/年、亜鉛生産量は25%増の15千t/年となる。
 同社は、ロシア第3位の銅生産者Kyshtym Copper-Electrolyte Works(KMEZ社)の系列会社として原料を供給している。

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