閉じる

ニュース・フラッシュ

2004年6月25日 アルマティ 神谷夏実

フィリピン・Philex Gold社、Boyonganプロジェクトの資源量を発表

 Philex Gold社(トロント上場)は、フィリピン・ミンダナオ島のBoyonganの鉱物資源量を発表した。同鉱床は、Anglo American社とJVで実施しているもので、オペレータであるAnglo社が、3Dモデルを使い解析し、AMEC American社が検証した。概則鉱物資源量(CIM基準)は219百万t(硫化鉱と酸化鉱の合量、平均品位は銅0.51%、金0.74g/t)で、このうち酸化鉱は99百万t(銅1.09%)、硫化鉱は120百万t(銅0.58%)である。鉱床は2000年にNorth社よって発見され、これまでに100mグリッドの試錐調査72孔(38,400m)が実施されている。鉱床はポーフィリータイプで、Batu Hijau鉱山やGrasberg鉱山と同様な品位であるが規模は小さく、酸化鉱と硫化鉱が混在し鉱石処理が難しいという。JVは今後Bayugo鉱床(北方1,200m)等周辺探鉱を継続する。

ページトップへ