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ニュース・フラッシュ

2004年7月5日 バンクーバー 中塚正紀

2003年世界の鉱業部門の収益95%上昇

 プライスウォーターハウス社の6月14日付レポートで、世界鉱業企業トップ30社の2003年の純利益が2002年の88億ドルから115US億ドルと95%上昇したことが発表された。カナダの鉱業企業は探鉱開発経費支出額において、ラテンアメリカについで、世界のリーダー的な地位を築きつつあり、今後も更なる発展があるだろうと見られている。探鉱開発経費支出額は世界的にも上昇しており、過去18か月で倍の3,900億USドルに上昇した。トップ30社の中にカナダ企業のBarrick Gold社、Cameco社、Falconbridge社、Inco社、Kinross Gold社、Placer Dome社、そしてTeck Cominco社が含まれている。鉱業界の成功には過去2年間の金価格、非鉄金属の価格上昇が大きく影響している。収入は2002年の930億US米ドルから18%増えた1,100億USドルになり、売上げ純利益率は6.3%から10.4%に上昇、資本収益率も4.7%から7.6%に上昇した。(2004年6月14日付プライスウォーターハウス社プレスリリース、2004年6月23日付カナディアン・マイニング・ジャーナル)

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