グルジアのマンガン生産国営企業、テンダーで民営化の予定

　6月18日付けインターファックス社は、グルジア国営企業管理局の情報として、マンガン精鉱を生産する同国のChiaturmarganets社が株式85%(政府所有分ほか)を国際テンダーで売却し、民営化する予定であると伝えた。7月に開催予定のテンダーには、オーストリアのDECO Metal International Trading(DCM社)などが応札すると見られている。
　2003年、政府所有権益の51%をDCM社に売却して同社と子会社関係になったDK Ferro AG社は、フェロアロイ工場のZestafon Ferroalloy Worksでの生産量が3倍に増える著しい伸びを示している。これを好事例として、CIS諸国にあって最大規模の生産量を誇るChiaturmarganets社の民営化効果に期待を寄せる一方、毎月9～10千tのフェロアロイを生産・輸出するDK Ferro AG社(DCM社)にとって原料を供給するChiaturmarganets社の役割は重要になっている。