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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2004年7月6日 メキシコ 伊藤正義

メキシコの世界一の産銀会社、銅鉱山の開発に傾斜・多角化

 地元紙によれば、産銀量世界1位のPenoles社は、銀中心の鉱山開発を見直し、今後、銅の生産に力を入れ、総収入の11%を銅で稼ぐことを目標にするという。
 Penoles社のAlvidres取締役によれば、2001年から2003年は、銀の価格が低迷した上に、電気やガスのエネルギーコストが67%上昇、生産コストは217%上昇し、Penoles社の収入は大幅に減少した。この教訓から、鉱種の多様化への必要性を痛感した。
 Penoles社は、2001年から鉱種の多様化のための設備投資に着手し、亜鉛、銅、硫酸ナトリウムの生産拡張に加え、金鉱山の開発も進めている。2004年の投資計画額は280百万USドルを予定しており、そのうち180百万USドルを2001年に開発に着手したソノラ州のMilpillas鉱山の銅鉱山開発に向ける。

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