ニュース・フラッシュ
2004年7月12日
リマ
辻本崇史
ペルー・休廃止鉱山の環境汚染対策を法律化
国会は、7月6日付けで、休廃止鉱山が原因で生じている環境汚染への対策を推進するため、当該鉱山の義務者に対し、休廃止鉱山の適正な閉山処理、周辺の環境改善を求める法律を公布した。
これによると、エネルギー鉱山省がこれに該当する義務者を特定・通知し、この通知を受けた義務者は、通知後1年以内に関係の諸法令に従って改善計画を提出し、本改善計画の承認後、原則3年以内にこれを実行しなければならない。この実施状況は、地方の鉱山局が査察・監督を行う。
なお、義務者が特定できない対象鉱山については、政府が、徐々にこれに対応するとしている。
