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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
エクアドル・Junin銅鉱床の探査を近く再開
資源開発協力基礎調査(平成9年度終了)により発見し、大型銅山への発展も期待されたJunin銅鉱床(斑岩型)探鉱プロジェクトは、環境問題を懸念する地元の反対もあり、協力調査終了後、本プロジェクトに大きな進展はないと伝えられていた。
本件の最近の情勢について、エネルギー鉱山省の鉱山次官より聴取したところ、現在権益を有するAscendant Exploration社(加)は、社会学者も交えた地元との対話により、地元と良好な関係を築くに至り、9月より探鉱を再開することで、両者は合意に達した。
鉱山次官によると、10億トン規模の鉱量も期待される本プロジェクトの動向は、従来より同国の鉱業関係者の注目を集めているが、環境問題を巡る地元との対立により長らくプロジェクトが遅延した事は、その後の各地の探鉱・開発プロジェクトの推進に良い教訓となっている。そして、その結果、現在ステージが進んでいる国内の探鉱・開発プロジェクトは、総じて地元と良好な関係を築き、この面で問題は発生していない。
