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ニュース・フラッシュ

2004年7月23日 バンクーバー 中塚正紀

地元先住民グループ、Teck Cominco社を相手に訴訟を起こす

 Teck Cominco社のブリティシュ・コロンビア州Trail精錬所における米国ワシントン州コロンビア川とルーズベルト湖汚染問題に関し、同州の先住民グループColville Confederated Tribesが7月21日、訴訟を起こした。訴訟内容はアメリカ環境保護庁(EPA)のSuperFund法の早急な受け入れを同社に求めたもの。同社は1,300万ドルをかけて周辺の環境問題に取り組むことをすでに提示しており、カナダで操業している企業がアメリカの法律に従う必要はないという見解を示していた。これに対し先住民グループは、同社の提示内容は不十分で浄化活動の保証もないとし、カナダ企業の運営をアメリカの法律で規制する考えはないが、アメリカ側が汚染されている以上、アメリカの法律に従い浄化活動をすべきだと訴えている。(2004年7月21日付カナダニュースワイヤー、7月22日付ファイナンシャルポスト)

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