ニュース・フラッシュ
2004年7月28日
ロンドン
嘉村 潤
Anglo Platinum社、2004年前期は31%増益
Anglo American社の7月27日の発表によれば、子会社で白金鉱業の最大手Anglo Platinum(AP)社(南ア)の2004年前期の業績は、生産量増加と白金等の価格上昇により、純利益が14.5億ランドで前年同期比31%の増益となった。AP社の2004年前期の金属生産量(精錬量)は、白金1,158.9千オンス(前年同期比26.6%増)、パラジウム624.1千オンス(32.8%増)、ロジウム106.3千オンス(8.7%増)であった。今後の見通しとして、AP社の2004年白金生産量は、計画通り245万オンスが期待されている。ランドの対ドルレート及び金属価格がこのままの場合、後期収益はやや減少すると予測。ランド高は、新規プロジェクトの開発ペースを遅らせるものとして懸念されている。
