ロシア・カザフ合弁RosKazMed社、カザフの新規銅鉱山開発へ向け始動

　7月27日付けのインターファックス社によれば、ロシアとカザフスタンの合弁銅生産企業RosKazMed社はカザフスタンAktobe州に位置する50 Let Oktyabrya鉱山の採掘・選鉱施設の建設に着手する。開発投資総額は100百万USドルで、2005年第3四半期の生産(銅鉱石3百万t/年)開始を目指す。RosKazMed社は、ロシアKyshtym Copper-Electrolyte Works(KMEZ社)とカザフスタンKazakhmys社が設立した合弁企業で、これまで行われてきたKazgiprotsvetmet社(カザフ)、Polymetal社(露)、Outokumpu Technology社(フィンランド)の3社による鉱山開発計画の策定が7月に終了したことを受けたもの。50 Let Oktyabrya鉱山の埋蔵量は、銅900千t、亜鉛200千t、コバルト14千t、銀160t。北部、中部、南部のそれぞれ1つ、3つ、2つの鉱体のうち、南部にある最大の鉱体に98.7%の鉱量があり、その品位はCu：1.83%、Zn：0.51%、Co：0.031%、Ag：3.9g/t、Se：73g/t。