ニュース・フラッシュ
2004年8月9日
リマ
辻本崇史
ペルー・2004年上半期の主要鉱産物生産量
エネルギー鉱山省は、2004年上半期の主要鉱産物の生産量を発表した。
これによると、2003年実績に比較し、銅が20%以上、金が10%近く増加しているのが特徴である。
銅は、Antamina鉱山の増産(14.5万トン→17.3万トン)とTintaya鉱山の硫化鉱採掘再開(2003年10月)による増産(4.4万トン)が大きく寄与し、金は、Yanacocha金山の増産(41.1トン→43.6トン)と地元の産金会社(Aruntani社等)による増産(14.4トン→17.7トン)が大きく寄与した。
また、亜鉛の減産は、Antamina鉱山(18.9万トン→14.0万トン)での減産が主因である。鉱種別の生産量は、次の通り。
2003年上半期 生産量 |
2004年上半期 生産量 |
増加率(%) | |
銅(万トン) | 41.8 | 50.4 | +20.7 |
金(トン) | 81.4 | 88.3 | +8.5 |
亜鉛(万トン) | 67.2 | 61.7 | -8.2 |
鉛(万トン) | 15.7 | 14.7 | -6.3 |
銀(トン) | 1,466 | 1,496 | +2.0 |
錫(千トン) | 19.7 | 19.9 | +1.2 |
