マケドニアの国営亜鉛鉱山の売却状況：1鉱山は売却、2鉱山は再入札へ

　8月23日付けSouth East Europe Newswireによれば、マケドニア政府が所有する鉛・亜鉛鉱山のうち、Sasa鉛・亜鉛鉱山はスロベニアの事業家Blazo Tasev氏に売却された。Zletovo鉛・亜鉛鉱山とToranica鉛・亜鉛鉱山については7月27日に締め切られた入札で落札されず、経済省により9月6日に再度入札される予定である。同国の鉛・亜鉛精鉱を処理していたZletovo製錬所は、所有権に関する紛争のため2003年6月以降操業を停止しているが、地方裁判所は国の所有権を認める裁決を2004年初めに出しており、2鉱山の売却には同製錬所の操業再開が必要であると経済省は見ている。停止前の同製錬所の年産量は亜鉛60千t、鉛28千tであった。