キルギス政府、Jerroy金鉱床の開発企業からライセンスを剥奪

　8月23日のwww.mineral.ruサイトは、キルギス地質鉱物資源庁の地下資源利用ライセンス交付委員会がJerroy金鉱床を開発中のTalas Gold Mining社から開発ライセンス(2000年3月6日交付、期間は2011年3月11日まで)を剥奪したと伝えている。同国の地下資源法第18条には、ライセンスの取消しに該当する事由が規定されており、記事によれば、今回、取り消されることになったのは以下の理由。

1. 第2項第3号の規定｢地下資源保護、環境保護、労働安全を確保し、地権者の承認を得た鉱山･選鉱コンビナートの建設に関する作業計画書を策定しない場合｣に該当
2. 第2項第4号の規定｢契約書で定めた開発作業を1年以上経っても開始しない場合｣に該当(契約書No.3 <2003年3月6日更新> の5項にある｢鉱山建設のための基礎作業｣に2004年4月1日時点で着手しなかったことを指したもの)

　Talas Gold Mining社は、Norox Mining社(英)とKyrgyzaltyn公社によるJ/V企業で、金埋蔵量107.3t(Au品位：4.3g/t <露天対象>、9.3g/t <坑内対象>)のJerroy金鉱床の2005年中の生産開始を目指していた。