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ニュース・フラッシュ

2004年8月30日 バンクーバー 中塚正紀

Teck Cominco社ネイティブの訴訟の取下げを求める

 Teck Cominco社は、カナダのブリティシュ・コロンビア州Trailの精錬所における米国・コロンビア川汚染問題で、先住民グループ側が協力的な問題解決に向けた話し合いに応じないとして、訴訟取り下げの申し立てを行った。この訴訟は、米国のワシントン州の先住民グループColville Confederated Tribesが米国環境保護庁(EPA)のスーパーファンド法の早急な受け入れを求めて起こしたものである。同社副社長は「Teck Cominco社はこれまでも相互の協力的な体制により迅速な問題解決を多く経験している。今回の法廷闘争により問題解決が遅れることは非常にもどかしい事だ」と発言。
 一方、同社は、カナダ企業にとって非常に不利な、米国のスーパーファンド法で一方的に裁かれることは不公平だとし、米国とカナダの両国政府に外交的措置を求めている。(2004年8月27日付バンクーバーサン、グローブ&メール)

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