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- 銅 ベースメタル
ペルー・SPCCの2銅山で鉱山労働者が賃上げストを計画
GESTION紙(8月27日付)他によると、SPCC(Southern Peru Copper Corp.)の労働組合(1,500人)は、同社が操業する2銅山(Toquepala、Cuajone)で、賃上げ要求等を掲げ、8月31日よりストに入ると警告した。
これによると、組合側は8%の給与アップを求めている他、Grupo Mexico社(SPCCの54.2%権益保有)が進めているSPCCとGrupo Mexico社傘下のMinera Mexico社の合併はSPCCの収益を悪化させるとの理由で、これを取り止める様に求めている。
これに対し、経営側は、給与アップは毎年のインフレ率を考慮し既に実施しており、今回の要求は不当と反発し、また、SPCCは今後も独立した一企業として操業を続けると発表した。労働組合加入者は、全労働者の85%に達することから、警告通りにストに突入すると、操業は麻痺する可能性がある。
なお、2銅山の2003年の産銅量は、計37.1万tで、ペルーの全産銅量の44%を占めている。
