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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2004年9月6日 リマ 辻本崇史

ペルー・SPCCの2銅山で鉱山労働者がストに突入

 Expreso紙(9月1日付)他によると、SPCC(Southern Peru Copper Corp.)の労働組合(約1,500人)は、同社が操業する2銅山(Toquepala、Cuajone)で、賃上げ要求等を掲げ、8月31日にストに入った。
 これによると、組合側は、賃上要求の理由として銅価格の上昇による同社の大幅な収益向上を挙げているが、これに対し経営側は、給与アップは既に実施しており、今回の要求は不法行為と反発し、現在のところ解決の見通しは立っていない。両鉱山の現在の操業状況の詳細は不明だが、操業は大幅にダウンしている模様である。しかし、同社のIlo製錬所はストに入っておらず、当面の鉱石ストックも保有していることから、同製錬所では通常操業による銅生産を継続している。

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