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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2004年9月7日 サンティアゴ 中山 健

アルゼンチン・Esquel金鉱床開発、地域住民の反対により依然としてめどたたず

 1999年に英国の探査会社Brancote社によりアルゼンチンChubut州で発見されたEsquel金鉱床は、Brancote社から買収したカナダのMeridian Gold社が開発準備を進めていたが、現地住民との関係がこじれ、住民投票の結果81%が反対し、2003年3月から凍結されたままになっている。主な反対組織であるVecinos Autoconvocados por el NOは、同社による地元の学校、病院、他の公的機関や地域コミュニティーに対しての働きかけを排除するよう求める600人の署名を自治体長に提出した。(8月30日付Business News Americas)
 本鉱床は、金量110tの大模金鉱床で、Esquelというアルゼンチン南部の田舎町にある。鉱床は町から数km離れたところにあり、見た目には開発は大きな問題はないと思われたが、Meridian Gold社が地域社会を無視して強引に開発をしようとしたことに端を発しているといわれている。

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