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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
ペルー・SPCC社2銅山のストは労使間の協議不調で継続
BNAmericas(9月10日付)他によると、SPCC社の2銅山(Toquepala、Cuajone)で、8月31日に始まった労働組合のストは、その後の労使間協議が不調で合意に至らず、ストは継続している。
これによると、組合側は、当初の給与アップ要求を、銅価上昇による一時金支払に後退させる姿勢を示しているが、経営側は、給与アップは労使間の長期契約に基づき実施済みとし、組合側の要求に応じる姿勢は示していない。
一方、今回のストは事前の予告期間が短く労働省はこれを違法としているが、これが確定すると、スト参加者がストを継続した場合に解雇される可能性も生じ、組合側はこの面でも苦しい状況で、今後の対応が注目される。
なお、組合側によると、現在の2銅山の操業率は40%程度、会社側の損失額は約百万ドル/日である。
