中国・雲南迪慶鉱業開発有限責任公司発足、いよいよ羊拉銅鉱床開発へ

　安泰科によると、いよいよ羊拉銅鉱床開発が大きく前進する。銅金属量100万t規模の銅開発プロジェクトがいよいよ開発準備が整った。その開発を担う雲南迪慶鉱業開発有限責任公司が9月早々に発足した。同公司は雲南銅業集団、迪慶州開発投資公司、雲南楚雄鉱冶公司の3社により、資本金は1.2億元で設立され、3社の出資金額は雲南銅業集団9,000万元、迪慶州開発投資公司1,000万元、雲南楚雄鉱冶公司2,000万元からなる。経営範囲は非鉄金属鉱産物の探査、採掘、選鉱、製錬、製品販売などを含む。
　羊拉銅鉱床の探査権は、2003年6月に雲南銅業集団が雲南地質鉱産局から1,000万元で購入し、雲南銅業集団が1年間に3,000万元をかけた探査により、現在では確定埋蔵量は銅金属量で120万tに達すると報じられている。今後のスケジュールは、雲南銅業集団が6.45億元をつぎ込み、2期に分けて羊拉銅鉱山の建設を実施し、第1期工事に4億元をかけ、年間2万tの銅精鉱を生産する予定である。第1期工事は2006年末に完成予定としている。