南ア・新興金生産会社も海外へ

南アの金生産会社Durban Roodeport Deep社は、南アでの上場を中止する意向があるとほのめかしている。これは、すでに南アの大手金生産会社がその拠点を海外に移転している中、大手企業とは発祥が異なるニッチな新興金生産会社までが海外移転するというきっかけを最近のランド高が促進したものとみられる。同社は現在、南アとオーストラリアをプライマリー、ロンドンやNasdaqをセカンダリーとして上場しているが、株主はオーストラリア15%、ヨーロッパ20%、北米60%で、南アはわずか5%である。このため、将来は、オーストラリアとNasdaqをプライマリーとする計画。南アでは最近、地元企業の海外上場に関する規程が緩和されたことも、この計画の1理由とみられる。同社はオセアニアではパプアニューギニアとフィジーで年間360,000ozの金をコスト250 USドル/ozで生産している。なお、南アでの金生産量は現在第4位である。 　(2004. 10. 5　金属企画グループ　北　良行)目次へ おことわり：本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。 trnt trnttCopyright©2012 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation All Rights Reserved.