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- 銅 ベースメタル
ペルー・Cerro Verde銅山拡張が正式決定、日本企業も参入
地元紙(10月12日付)他によると、Cerro Verde鉱山社(Phelps Dodge他)は、役員会を開催し、Cerro Verde鉱山の拡張工事着手を正式決定した。また、合わせて、日本企業(住友金属鉱山、住友商事)が、資本参加することも明らかにした。
これによると、拡張工事(開発投資額850百万ドル)の開始は、2004年末か2005年早々を予定し、工期2年で2006年末か2007年早々の操業開始を予定している。拡張後の銅生産量は、現在の産銅量約9万t/年(SX-EW)に拡張分の約18万t/年(精鉱中)がプラスされ、トータル約27万t/年となる。
また、日本企業は、出資比率21~25%の範囲内(出資額265~334百万ドルの範囲内)で資本参加(住友金属鉱山と住友商事の出資割合は4対1)し、出資比率分に相当する銅精鉱を買い取る権利を保有する。
なお、これまで同鉱山社の9.2%の権益を保有していた地元大手のBuenaventura社も、出資比率を最大20%まで引き上げる予定であるが、最終的にPhelps Dodge社は過半数の出資比率は維持する。
