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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2004年10月23日 アルマティ 酒田 剛

モンゴルErdenet鉱山、2005年からウズベクに銅精鉱の供給を開始予定

 地元業界紙によれば、モンゴルErdenet銅鉱山を操業するErdenet J/V(モンゴル51%、ロシア49%)は2005年からウズベキスタンAlmalyk Mining & Metals Combine(AGMK)に銅精鉱の供給を開始する予定である。ウズベク側とウクライナとのJ/V企業Almamet社を通じてトーリング方式により168千t/年が調達され、来年上期中にも最初に10千tが出荷されると見られている。AGMKは、これによってフル操業が可能となり、電気銅125千t/年の生産能力に対して、原料不足から年間85~90千tの生産に留まっている現状を改善できる見通し。AGMKでは供給された精鉱中銅量に見合う電気銅約30千tをAlmamet社に出荷(ウクライナ向けを含む)する。今回の取引に関連して、Kalmakyr鉱山向け機材など、生産改善のための設備機器130百万USドル相当をAGMKがウクライナ側から調達する計画もあるとされる。ウズベク唯一の銅生産者であるAGMKの2004年上期における電気銅生産量は41,364tで、その内の68%(CIS域内にはその5%)を輸出している。

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