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- 鉱種:
- 銅 ベースメタル
中国・チベット昌都玉龍銅鉱床、地域経済貢献への期待は大
有色金属工業協会からの情報によると、チベット昌都玉龍銅鉱床の開発は、“三江”地域にある多霞松多、馬拉松多、莽宗などの銅鉱床の開発を牽引し、チベットの東部地域が中国最大の銅生産基地となり、東部地域の経済発展を大いに促進させる可能性があるとして注目が集まっているという。
昌都地区の発展計画委員会によると、玉龍銅鉱床付近の地域一帯に大~中規模の近代的な工業・鉱業企業がなく、民営石炭鉱山、小型水力発電、林業、セメント、穀物加工及び伝統的な手工業などが有るだけで、工業総生産額は自治区全地域の5~6%に過ぎない。
玉龍銅鉱床はチベット昌都地域の江達県青泥洞鎮にあり、1966年に発見され、合わせて主鉱体3か所を発見され、銅金属資源量は650万トン以上。残念ながらインフラが未整備、標高4,500mから5,000mの厳しい自然条件から開発が見合わされている。現在、昌都地区の発展計画委員会が中心となり開発企業の誘致を進めているようだ。
